全世界殺戮計画用兵団寮
Dグループ部屋
しぐれ
はあ……月歌大丈夫かな
天奈
心配だね
しぐれ
もうかれこれ30分くらい出て来てないよね
紅葉
そうだね
柊
え、いつの間にそんな時間が経ってた!?
午後11:30
皆は眠いのをこらえながら、月歌の帰りをただただ待っている
玲亜
月歌がもし○んでいたらどうする?
しぐれ
え、想像もしたくないよ
しぐれ
仲間のタヒなんて
柊
それくらい覚悟しておけ、全世界殺戮計画用兵団なんだから
しぐれ
あぁ……うん
柊
いいか、お前も俺達も所詮は消耗品なんだ
柊
ただ上の方に従っていればいいのさ
しぐれ
…………聞きあきたよ、そのセリフ
天奈
あはは、確かに柊めっちゃ言ってるもんねw!
天奈
でもね、あまも納得できるよ
天奈
今のしぐれには度胸が足りない
天奈
だからもっと強くなってほしいかな
柊
そうだ、そういうことだ
しぐれ
分かった
しぐれ
んで、月歌は?
紅葉
もう部屋覗いちゃう?
天奈
いや、ドア越しに声だけ聞こうよ
しぐれ
賛成
玲亜
賛成
紅葉
確かに声だけのほうがいい気がしてきた、賛成
柊
俺も賛成
天奈
じゃあ聞きに行こう!
ドアの前
天奈
耳を澄まして聞こう(小声)
ドアの向こうから声が聞こえたが、何と言っているのか分からない
15分ほど聞いていたが、相変わらずの様子だ
そして、AM0:00
ついに皆諦めて寝ることにした
寝室
紅葉
明日は雨弾計画だよ……
紅葉
月歌、明日までにはさすがに出てくるよね?
しぐれ
いや、分からない
しぐれ
でも私も心配すぎて寝れないや
午前1時
ついに皆は眠りについた
静まりかえった寝室に足音がかすかに響く
月
(ふふふ、、、)
月
(馬鹿みたいね、まったく)
月
(もう明日には安心して寝れないわよ)
月は悪い笑みを浮かべていた