テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
648
664
1
未来
コメント
6件

早く見れた!!今回も神すぎませんか…?
ガシッ
〇〇
一ノ瀬
なんで、ここにいるんだよっ!無陀野さんっ!
一ノ瀬
無陀野
一ノ瀬
手を振り解こうとしても、無陀野さんの力じゃ敵わなかった。
怒りを浮かべて俺を睨んでいる。
無陀野
一ノ瀬
急に大きな声を出されて、俺は体をビクッと震わせてしまった。
目から涙がどんどん出てくる。
悲しい気持ちと怖い気持ちが入り混じって、変な感じになる。
一ノ瀬
無陀野
一ノ瀬
怒られる度に息が苦しくなる。
俺はどんどん過呼吸になっていった。
掴まれている手首は無陀野さんの強い力のせいで赤く腫れ上がっているだろう。
無陀野
一ノ瀬
今は誰にも会いたくない。
無陀野さんにも、神門にも。
ねぇ、どうして俺のことを嫌わないの?どうして怒ってるの?どうして俺のことを探すの?
殺そうとしたのは俺なんだよ?俺が全部悪いんだよ?
空気を読まないのも、デートに誘ったのも、無理やり連れ出したのも。
どうしてはっきりと言わないの?
俺が邪魔だって。
一ノ瀬
無陀野
一ノ瀬
一ノ瀬
ガッ
一ノ瀬
ドサッ
首が急に痛くなった。
その衝撃で俺は気を失った。
一ノ瀬
目を覚ますと、そこは暗い暗い場所だった。
手、足には鎖が繋がれている。
桃太郎が、俺を?
神門?
でも、無陀野さんは?その場にいたのに。
ぁ、ダメだ···ダメだダメだダメだっ。
何も、考えちゃダメだ。
こわく、なっちゃうっ。
ぉれは、元からこういう運命だったんだから···。
一ノ瀬
我慢、しなきゃっ。
それから数日間、俺はこの場に一人で過ごした。
誰かが来る訳でもなく、誰かが助けに来てくれるはずもなく、1人寂しく···過ごした。
暗い場所がどんどん恐怖に感じて、その場所に居ないと思うように楽なことを考えた。
目を瞑って、耳を塞いで、幸せなことを考えた。
トサッ
一ノ瀬
こんな所に、数日間も···食事もない。
そりゃ、餓死するに決まってる。
体力も残ってない。
目の前が、ボヤけてくる。
はやく、親父のところに行かないと。
待ってる···から。
だから、はやくいかないと。
はやく···。
一ノ瀬
そして俺は目をゆっくりと閉じていった。
ガチャッ
一ノ瀬
今度はすごく明るい場所。
もしかしたら天国かもって思った瞬間、カーテンがシャーっと開いた。
無陀野
無陀野
一ノ瀬
体をビクッと震わせた。
ここにいるはずのない、無陀野さんに怯えた俺はベットから転げ落ちた。
無陀野
一ノ瀬
一ノ瀬
この時の俺は勘違いしたんだ。
俺のせいで、今度は本当に無陀野さんまで死んだって。
謝るしかなくて、ずっと泣きながら謝り続けた。
無陀野
一ノ瀬
一ノ瀬
無陀野
バッ
無陀野さんは俺の顔を自分の目に見合わせた。
無陀野さんの肌がモチモチしている。
夢···みたいで夢じゃないようなそんな感覚を感じた。
一ノ瀬
無陀野
ギュッ
抱きしめられた時、暖かい何かを感じた。
これは夢じゃない。
天国でもない。
俺も無陀野さんも生きてるんだ。
安心した俺は無陀野さんを強く抱き締めていた。
一ノ瀬