夏
(お兄ちゃん…)
Prrrr Prrrr Prrrr
日向ママ
!
日向ママ
はい…
夏
!!!!
日向ママ
あ!本当ですか!?
日向ママ
?
日向ママ
え?
日向ママ
は、い…
日向ママ
ありがとう、ございました…
日向ママ
ピッ
夏
お母さん、お兄ちゃんは?
日向ママ
夏…泣
日向ママ
翔陽、見つかった頃には
日向ママ
もう、亡くなってたって、泣
夏
え?
夏
嘘、だよね…?
日向ママ
ごめん、ごめんね、泣
夏
ぁ…
夏
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!泣
夏
お兄ちゃん…泣
夏
なんで、なんでなの?
夏
なんでお兄ちゃんなの?泣
夏逃げろ!!!!
夏
私の、せい…?
夏
そっか、そうだよね…泣
夏
私が逃げなかったら…
夏
お兄ちゃんは死ななかったんだもんね…?泣
夏
ごめん…泣
夏
ごめんなさい…泣
その日から ずっと部屋に閉じ篭ってた…
お母さんに責められるんじゃないか って怖かった
夏
ごめんなさい…
いっつも夢の中でお兄ちゃんに 責められてた
翔陽
なんで俺なんだ?
翔陽
なんで俺を置いていったんだよ
夏
…泣
翔陽
なぁ!
翔陽
答えろよ!!!!
夏
ごめんなさい…泣
お兄ちゃんはそんな事言うはずない って分かってた…
だけど……その通りだって 思っちゃったんだ
私のお兄ちゃんは何処までも優しい
だからこそ、怖くなる
私を恨んでるんじゃないかって
翔陽
お前なんか妹じゃない
夏
ぁ…
全部、私のせい