主
主
主
主
主
主
S side
家を出たはいいものの、考えてみれば今は放送中な訳で…
さすがに放送中はどうにも出来ないから、ななころ枠が終わるのを待つ。
その間、俺はころんにかける言葉を考えていた
さと💖
さと💖
さと💖
信じて貰えるまで伝え続けるしかないよな
できることならもう一度チャンスが欲しいけど
その可能性は十分に低い。
改めて、自分のしてしまったことの重大さを痛感した。
さと💖
俺は長い間考えていたらしく、気づけば放送は終わっていた
さと💖
電話をかけてみたが…出てくれる訳もなく
さと💖
とりあえず俺は、彼の家に向かうことにした。
家からタクシーで、およそ15分……
さと💖
タクシーの中ではそうでもなかったのに、外に出た瞬間手が震える
さと💖
家に入れてもらえないかもしれない、返事すらしてくれないかもしれない
それでも、伝えるって決めたんだ
段々と鼓動が速まっていくのを感じながら、
震える手でインターホンを押した。
さと💖
なんとなく想像はしていたが、現実になると結構辛い……
さと💖
迷惑になるとは分かっているが、何度も何度も押す
それでも返ってくるのは、静寂
さと💖
もう諦めて家に帰ろうとしたとき、俺はとある事に気づいた
さと💖
え、ってことは
ころんは今、家にいないってこと…?
さと💖
なら、どうして……
さと💖
さと💖
配信機材さえあればできないことは無い、でも
何でわざわざ他の人の家で放送をするのか……
さと💖
さと💖
とりあえず誰かに電話してみるか、、
さと💖
いやでも、さっきのころんの相手は……
さと💖
さと💖
今のころんにとっての一番の相手はなーくんになったんだよなぁ……
さと💖
震え出す手を無視して、俺はなーくんに電話をかけた。
ブー ブー
ピッ
ななも💜
さと💖
…普段よりもなーくんの雰囲気が暗い気がする、、
ななも💜
さと💖
さと💖
ななも💜
ななも💜
さと💖
さと💖
ななも💜
…ころんのいる場所はわかった
あとは、
俺が想いを伝えるだけだ。
さと💖
さと💖
最後に両頬を叩いて気合いを入れた俺は
様々な想いを胸に、なーくんの家へと向かった。
タクシーでおよそ数十分
さと💖
運転手にお礼を言ってから、改めてなーくんの家を見上げた。
さと💖
そのまま俺はインターホンを鳴らした。
「はーい……ッ!?」
暫くして、なーくんの声が聞こえた
「さ、さとみくん…?」
さと💖
さと💖
俺が来たことで戸惑った声を出したなーくんは、少し間を置いて
「…それはできないよ。」
俺の申し出を断った。
さと💖
「さとみくん…どれだけ最低なことをしたのか、わかってるの?」
さと💖
「ッ、わかってない!!」
さと💖
「ころちゃんがッ…どれだけ苦しんで、悩んでいるのか…っ、」
「さとみくんにわかるわけないよッ!!!」
さと💖
返す言葉がなかった
いや、何も返せなかった。
「お願いだからッ、もう帰って。」
さと💖
「帰ってッ!!」
さと💖
さと💖
俺は自分の家へと足を進ませた。
家に着いてからも、なーくんの言葉がずっと頭に残っていて…
さと💖
さと💖
さと💖
さと💖
それでも、俺はころんに伝えたい
どんなに冷たい態度を取られても、最低なことをされても
俺に想いを伝えてくれたころんに、
さと💖
その日から俺は、何度も何度もなーくんの家を訪れた。
その度に何度も何度も追い返された。
それでも俺は諦めない。
あいつに伝えるまでは……
C side
さとみくんと別れて泣き続けた僕は気づいたら寝ていたらしく…
目が覚めたら、なーくん家の寝室にいた。
ころ💙
ななも💜
ころ💙
ころ💙
ななも💜
ころ💙
ななも💜
ころ💙
そうだ、昨日……
さとみくんと、別れたんだ
悲しい気持ちがまだ大きいけど、なーくんと向き合うって決めたから。
僕も少しずつ前を向けたらいいなぁ…
ころ💙
ななも💜
ななも💜
ころ💙
なーくんの優しさはやっぱり安心する。
僕の選択は…間違ってない、よね。
あれから数日後、
僕の状態も安定してきて、なーくんとも向き合えるようになった頃…
ガチャ
ころ💙
先に起きてるはずなんだけど、リビングに居ない…
ななも💜
ころ💙
誰かと話してるような…電話かな?
ころ💙
ころ💙
結構なーくんに任せっきりだったから、僕も何か返したいし…
そう思ってキッチンに向かおうとした時
ガチャ
ななも💜
ころ💙
ころ💙
ななも💜
ころ💙
ななも💜
ころ💙
そう言うと、なーくんがすごい勢いで抱きついてきた
ななも💜
ころ💙
ころ💙
ななも💜
ななも💜
ななも💜
ころ💙
結局なーくんに抱きつかれたままキッチンに向かい、2人でご飯を作った。
ご飯も食べ終わって一息ついていた頃…
ピーンポーン
インターホンが鳴り響いた
ころ💙
ななも💜
ななも💜
僕の頭を人撫でして、なーくんが向かってくれた
ころ💙
ころ💙
かれこれ5分くらい経ったのに、なーくんは戻っていない
ころ💙
ほんのり言い合ってる声が聞こえるような…?
ころ💙
またエゴサに戻ろうとスマホに目を向ける
ガチャ
ななも💜
ころ💙
ななも💜
その日から毎日毎日インターホンが鳴り響き、その度になーくんが対応していた。
ピーンポーン
今日もインターホンが鳴り響く
ななも💜
いつも通り、なーくんが向かう
ころ💙
毎日毎日来るなんて…やっぱりおかしい
ころ💙
なーくんが心配で、僕も玄関に向かった。
その先に誰がいるのかもわからずに……。
玄関の方まで歩いていくと、何か言い合ってる声が聞こえた
壁に隠れつつ、その声に耳を傾ける
ななも💜
ななも💜
ころ💙
ここまでなーくんが怒鳴っているのを聞くのは初めてで、体が強ばった。
さと💖
……言い争う中で、今一番聞きたくなかった声が聞こえた
ころ💙
ころ💙
すくみそうになる足をなんとか動かして、僕はリビングへと戻った。
-end-
𝙉𝙚𝙭𝙩 ⇒♡1000
主
主
主
主
主
コメント
6件
一話から私ずっと泣いてて…続き待ってます!頑張ってください‼︎
続き待ってます
連載にブク失です! 最高というか素敵すぎて、 ブクマしてると思ってました…!w 続き楽しみに待ってます!