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約束の青いベンチ

第5話 - 約束の場所

2025年08月12日

#友達

わたげ

どうも！

わたげ

続きです

果歩

思い出……約束…………

果歩

ん〜

果歩

………

果歩

あ!?

あの後……

かほ

ももちゃんも……

もも

笑……あ、

かほ

？

もも

じゃあ、毎年、私の誕生日の日にあの公園の青いベンチに集まろ！

もも

そうしたらいつか会えるかもしれないよ！

もも

私の誕生日、覚えてる？

かほ

うん…12月……

もも

18日ね！

もも

約束だよ！

かほ

分かった……でも、なんであの公園なの？

もも

思い出の場所だから。

果歩

そうだ！

果歩

今日！

果歩

今日は何曜日!?

12月18日（金） 16:35

果歩

今日だ!!

果歩

急げ!!!

果歩

ﾊｧﾊｧ

果歩

「待ってるからね」って

果歩

そういうことだったんだね笑（ｸﾞｽｯ

萌々

来ないかな…笑

萌々

もう覚えてないかな…

今日で全部話すんだ。

萌々

…伝わるかな

この事を知ったら、友達じゃなくなっちゃうかな、

萌々

やっぱり言わないでおこうかな、

萌々

……

萌々

来ないな笑

萌々

帰ろう…）

果歩

萌々ちゃん!!

萌々

果歩

ﾊｧﾊｧ…ごめん！遅れて！

萌々

覚えてくれてたんだね、笑

果歩

…まぁ、

萌々

ありがとう、来てくれて

萌々

座ろ？

果歩

うん…

萌々

ｽｰ（息を吸う）

萌々

ごめんね、あの時、

果歩

え？

萌々

話しかけてくれたのに

萌々

走って帰っちゃって

果歩

え、ううん。大丈夫。

果歩

な、

果歩

なんであの時ごめんって言ったの？

萌々

そ、その事なんだけど、

萌々

私、小学生の頃、転校したでしょ？

萌々

あの時、なんで
「皆には内緒にして」って言ったか分かる?

果歩

え、それは…

萌々

二つあるんだけど

萌々

一つは、騒ぎっていうのかな、噂にされたくなかったから。

果歩

うん…

萌々

二つ目は、

果歩

（ｺﾞｸﾘ

萌々

友達は、果歩ちゃんだけに知って欲しかったから

果歩

えっ

萌々

ほとんど毎日遊んでたじゃん？

果歩

うん

萌々

二人だけの秘密にしたかったの。

萌々

ほら、あの時、果歩ちゃんが言ったじゃん。

萌々

「私達のなかで、隠し事はやめようね」って

果歩

あっ、

果歩

そうだ…ね…

萌々

だから、果歩ちゃんだけに言った。

果歩

あの後、転校した後、何かあったの？

萌々

……

果歩

いつもの萌々ちゃんは…

果歩

いつもの萌々ちゃんだったら、もっと笑ってるから…

優しい、包み込む様な笑顔だった

果歩

萌々ちゃんは、とっても笑顔が似合うから…

果歩

最近は本当の笑顔じゃないよ？

萌々

笑、やっぱり？

萌々

私ね、転校して、別の学校に行った。

萌々

そこではね…

もも

は、初めてまして……

もも

西村萌々です…

もも

宜しくお願いします。

Z子

ねぇねぇ友達になろー！！

もも

いいですけど…

U子

ずるいよ〜？私もなっていいよね？

もも

う、うん…

Z子

放課後遊ぼ〜！

もも

うん！

その時は嬉しかった

初めての学校で初めての友達が出来たのは

でも、

もも

今日、どこで遊ぶの〜？

Z子

あれ？そんな事言ったっけ？

U子

誰かと間違えたんじゃね？

もも

え、二人とも何言ってるの？笑Z子ちゃんから言ったんだよ？

Z子

え〜私言ってないんだけど〜？

U子

お前こそ何言ってるの〜？

もも

ｯ

Z子

もしかして萌々ちゃんって、霊感とかある？

もも

えっ、

U子

あったら怖くね？笑霊の声でも聞いたんじゃない？

Z子

確かに〜笑

もも

霊感なんてないよ…

U子

いやいやあるっしょ？だって言ってないんだもんね〜？

Z子

言ってない言ってない！

もも

ごめん、

もも

だったら今日遊ぼ？

U子

あーごめんうち塾〜

Z子

私は用事あるから〜

もも

わ、分かった…

Z子

じゃ、

U子

笑あいつ騙されすぎじゃね？ﾎﾞｿｯ）

Z子

馬鹿!聞こえちゃうよ

Y子

ねぇ、大丈夫？

もも

…うん！大丈夫だよ笑

Y子

それならいいけど、

友達って言うのは怖い。

もも

おはよーって

もも

えっ

死ね　　　　ぶりっ子　　なんで居んのきも　　貧乏来んなよ　　　　　同じクラスとか最悪

もも

誰、

Z子

あ、大丈夫〜？

もも

貴方達がやったの？

U子

違うよ〜？なんで私達疑うの？酷いよ〜

Z子

私達

Z子

【友達】だもんね〜？

もも

本当に友達？

U子

ん〜？なんて言ったの〜？聞こえない〜

もも

なんでもないよ、笑

Z子

え、笑ってるきも…

U子

それな、やば…

友達は怖い、友達は辛い

中学生になっても

S子

ちょっと！なんで叩くの！

A君

は、お前やば

萌々

!?叩いてないよ？

S子

でも！跡があるよ〜赤くなってる（泣）

A君

酷、そんな奴だったの？

萌々

ちがっ、

萌々

そんな事してない！

S子

ちょっと萌々ちゃんと仲直りしてくるね（泣）

A君

気をつけろよ

S子

ありがとう

ﾊﾟﾁﾝｯ

萌々

え？なんで叩くの？

S子

お前さ、分かってるんでしょ？

萌々

え？

S子

え？わかってないの？

S子

自分が嫌われてるって〜！

萌々

えっ

S子

え〜！わかってなかったの?

S子

だから、クラスに居るのも邪魔、いらないんだよ？

萌々

そんなことないよ笑

S子

え、笑えるのやば、

S子

いつも笑ってて気持ち悪い…

萌々

えっ

S子

笑顔は似合う人と似合わない人がいるの！

S子

お前は「似合わない」

S子

消えろよ

それから私は

家にひきこもるようになった

いつも下からはお父さんとお母さんの声がした

母

あんたのせいであの子引きこもっちゃったのよ！

父

俺のせいじゃねぇよ！お前の教育がわるいんだろ！

父

俺はいつも仕事で疲れてんだよ！

そしていつしか親は離婚してた

萌々

そして私はここに戻ったんだ

果歩

そっか…

萌々

戻った時、皆集まった時も怖かった

萌々

またいじめられるんじゃないかと

萌々

そもそも、別の学校に行ったのはお父さんの仕事の都合だったんだけどね。

萌々

でも、ありがとう。

萌々

笑顔が似合うって言われたのはいつぶりかな…

果歩

私は、本音を行っただけだよ。

萌々

本音であってほしかったよ

果歩

笑笑笑

萌々

で、あの時の「ごめん」
なんだけど、

わたげ

ここで終わりです！長くなっちゃったかも…？

わたげ

また続き出します！

わたげ

ばいばい！

約束の青いベンチ

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わたげ

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