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颯
不安な朝だ。あと6日…
あの二人と戦うまで、俺には何が出来る?
颯
天使ちゃん
ネモ
颯
天使ちゃん
颯
ネモ
ヴァイス
颯
ネモ
颯
ネモ
ネモ
ネモ
ネモ
天使ちゃん
ネモ
颯
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
ネモ
ネモはヴァイスを氷で固めた。
ネモ
颯
ヴァイス
ネモ
天使ちゃん
その攻撃はヴァイスに当たった。
ヴァイス
颯
その攻撃はヴァイスに当たった。
ヴァイス
ネモ
天使ちゃん
颯
ヴァイス
天使ちゃん
颯
ヴァイス
ネモ
颯
ヴァイス
その後もヴァイスが攻撃を受けまくり、ヴァイスが鳴いたら合格になった。
魔法の威力が上がったような気がする!
ネモ
ヴァイス
颯
だが、全くヴァイスは吹っ飛ばない。というか、石のように1mmも動いていない。
天使ちゃん
天使ちゃんの攻撃でもまっったく動かない。
ネモ
颯
ネモ
ネモ
ネモはヴァイスに勢いよく氷の魔法を飛ばし、爆発させた。
ヴァイス
ヴァイスは吹っ飛んだ。
ネモ
ネモはヴァイスを元の位置に戻した。
ヴァイス
颯
放った風の魔法を後から爆発させた。ヴァイスは軽く吹っ飛んだ。
天使ちゃん
光の爆発はめっちゃ眩しかった。
何度も吹き飛ばされるヴァイスを見てなんか勇気が湧いた!
颯
天使ちゃん
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
ネモ
通信機が鳴った。
颯
ヴァウルス
天使ちゃん
ヴァウルス
颯
ネモ
天使ちゃん
颯
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
近くの不気味なトンネルにやってきた。
ネモ
ヴァイス
ヴァイスは妙に青ざめている。
ネモ
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
すごくがくぶるしている。
ネモ
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
幽霊の魔物
ネモ
ヴァイス
振り返ると幽霊がいた。
ネモ
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
幽霊の魔物
幽霊の魔物はそう言って消えた。
ヴァイス
ネモ
喋れるということは、かなり強い…その分魔力も多い。そしてこれは多分透明化。ヴァイスは何故か透明化しててもどこにいるか分かるから…
ネモ
ヴァイス
ネモ
ネモ
ヴァイス
幽霊の魔物
ネモ
ヴァイス
辺りはすっかり霧に包まれていた。
ネモ
アメテュスト
アメテュスト
ネモ
アメテュスト
アメ姉は、俺を殺そうとした。でも抵抗は出来なかった、いや…しなかった。その日から俺は罪という存在を知った。その意識が芽生えた。
グラナート
ネモ
グラナート
グラナート
そこから血に囚われた。そんな感覚があった。このエーデルシュタインの血が流れている限り、俺は自由になれない。エーデルシュタイン家が生きている限り…俺は真の自由を得ることはないんだ。
ディアマント
ネモ
ディアマント
ネモ
ディアマント
ディアマント
ディアマント
ネモ
???
ネモ
???
全てが崩壊した。
ネモ
ああ、俺はずっと忘れようとしていた。人間を殺したことを。
もう既に、俺は魔王になっていたことを。
手にはべっとりと血が付いている。
これは罪だ。俺が生まれてしまったことも罪だ。過去は永遠に燻ったまま…俺を離れない。忘れられない。
俺に関わった全ての人は不幸になる…そんな運命なんだ…
ヴァイス
ネモ
ネモの魂が飲み込まれていく、赤い魂に…
ヴァイス
オレは急いで魂を浄化させる。赤い魂を弱らせようとするが、強く燃え盛るその魂はネモを取り込もうとしている。
ネモの自我は弱まっていくばかり。
ネモ
ネモの腕はドラゴンのような腕になり、その鋭い爪で自分自身の身体を傷つける。
ヴァイス
その腕を止め、また語りかけるが、聞こえていないようだ。
ネモ
…そういえばあの時…後ろにネモの言っていた魔物がいた…姿は見えなかったが、はっきりと魂があった。
もしかしてあれのせいなのか…?
辺りを見回してみると、遠くにぽつんと恐怖と絶望の色をした魂が浮いていた。
ヴァイス
雷の一閃を魂に放ち、やっと姿を表した頃にはもうぱらぱらと塵になっていた。
ネモ
ヴァイス
ネモ
ネモは自我を取り戻し、目を見開いた。さっきまでは少しずつ赤くなっていた瞳も、いつも通りの青い瞳に戻っていた。さっきは絶望の涙を流していたが、今は色んな感情が混ざっているだろう。
ネモ
オレは無言でネモを抱きしめた。
ヴァイス
ヴァイス
ネモ
昔からネモは自己肯定感が低かった。それは今も変わらない。ある日はずっと謝り続けて…自傷を繰り返して…その度にオレはネモの精神を回復させた。
きっと…ネモはオレが悲しむことを知らない。
ずっとオレは…迷惑なんて思っていなかった。オレが回復しようとしても自分で包帯を巻いて、痛みをずっと味わっていたお前を見て…悲しくなった。
救いたかったのに、オレに出来ることは何もなかったんだ。
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
ネモ
きっとあれがいつも我慢している本当のネモなんだろう。昔はもっと自傷癖が酷かったが、今は心の中で、自分の心を傷つけているようだ。
ネモが罪について思い出してしまうと、その衝動で不安定になる。やられたのはきっと精神攻撃か何かだろう。
ネモの心はガラスのようにすぐ壊れてしまうものだ。それをオレが強制的に直して、また…直して…
昔も、今も…そうだった。
ネモの心を治す度…ばらばらになったガラスを元に戻す度…
またその心は貧弱になっていく。
気づいた時にはもう遅かったんだ。
幼い頃からやっていたから。
ディアマントから逃げて、魔の森で隠れて過ごしていた日々は…最もネモが不安定だった時期でもある。
ネモの心は不安と恐怖…自己否定に苛まれ、心も身体も傷つけていた。
最初は治療を拒否していたが、どうしようもない時はまたオレが治す。何度でも。それを繰り返している内にまたネモの心は脆弱になっていった。
オレが帰ってきた時には笑いながら床に血まみれで倒れていた時もある。
過去のネモ
過去のネモ
ネモは血だらけの手でオレに懇願する。少しずつ苦しそうに近づいてくるネモは、まるで羽を失った蝶のようだ。
過去のネモ
過去のネモ
オレはその姿のネモが好きだ。罪を背負い、自ら罰を与え、オレに許しという名の救済を求めている。
その姿は滑稽で、絶望に染まったその顔が堪らない。
オレは気づいたんだ。
オレの心もまた…歪んでしまっていたことに。
オレがいないとすぐ壊れてしまいそうな魂。オレが治さないときっとぼろぼろになって砕けてしまう。
ネモもそれを分かっていて体を預けてくれる。
その関係に安心感を感じてしまっていた。
きっともう、ネモはオレから離れられない。
オレもまた、ネモから離れられない。
颯
天使ちゃん
ヴァイス
なんだか、重い空気が漂っている……何があったのか聞いちゃいけないやつだ…
無言で2人は寝室に入っていった。
天使ちゃん
颯
天使ちゃん
颯
颯
天使ちゃん
颯
天使ちゃん
天使ちゃん
颯
クラール
クラール
颯
颯
クラール
クラール
天使ちゃん
天使ちゃん
颯
天使ちゃん
クラール
颯
颯
クラール
颯
アイン
颯
颯
アイン
天使ちゃん
クラール
アイン
アインは吹っ飛ばされた。
颯
クラール
天使ちゃん
クラール
颯
クラール
颯
天使ちゃん
颯
颯
気づくと朝になっていた。
…そうか、俺は夢を見ていたのか…
颯
クラール
颯
クラールが俺のことを覗き込んでいる。
クラール
颯
クラール
颯
クラール
颯
クラール
颯
クラール
颯
クラール
颯
クラール
クラール
颯
クラール
クラール
颯
颯
クラール
颯
クラール
クラール
クラール
颯
天使ちゃん
クラール
天使ちゃん
クラール
クラール
颯
クラール
クラール
天使ちゃん
クラールは杖を召喚し、魔法をかけた。
颯
クラール
天使ちゃん
クラール
クラール
颯
天使ちゃん
クラール
強化魔法を習得出来たかもしれない!
ネモ
ネモ
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
ヴァイス
ネモは思考を巡らせる隙もなく、眠れたようだ。
ヴァイス
ふとネモの寝顔を横目で見る。
昔にもこんな事があった。
はっきり覚えている、あの日。
オレがこの歪んだ心に気づいた日…つまり、ネモが狂ってきた日だ。
その時のネモを例えるのならば、今までの平和な鳥籠からいきなり飛び立った鳥のようだった。
不安定にもなるし、実際に色々な不安があった。いつディアマントに見つかってもおかしくなかったし、まだネモは自分の血筋に囚われていた。
強い罪悪感、自己嫌悪、それら全てがストレスになって…狂ってしまったんだ。
この日もそうだったな。
またネモを寝かせた。回復魔法をかけながら。
オレは別に不幸じゃなかった。
お前と過ごす日々は楽しくて、幸せで…
ただ、お前が傍に居ればなんでも良かったんだよ。
だからオレも…あんな考えになった。お前が消えてほしくなかった。離れていかないでほしかった。
ただそれはあまりにも傲慢で最低な考え方だ。あいつは本当の自由なんて手に入れてない。
本当の幸せだって、手に入れられずに…オレに囚われている。今だって。
罪を忘れさせている。向き合わせないでずっと…
ネモの目はオレの手で隠されて今も歩いているんだ。
すやすやと眠るネモにオレは思わず笑みを浮かべた。
この歪んだ心は今も昔も変わっていないという自分にうんざりする。
これはネモに抱いていい感情じゃなかった。
ネモに幸せになってほしい気持ちは本物だ。だからこそ、オレはもう…ネモの親友としてずっと…ただ、ネモを助ける親友として…この気持ちは心にしまっておく。
ヴァイス
ネモの白い頬に触れた。
まだ期待が消えない。もしかしたら、とか…今もずっと考えてる。オレはどこまでも自己中で…傲慢だ。そんなことはありえないのに。
こんな心を知られたら、ネモはきっとオレを嫌いになる。
嫌われるくらいなら、親友でいさせてくれ。
親友でもなくなってしまうくらいなら…このままでいい。