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＿始まりは、ずっと昔。
モブ
う”ｯぜぇんだよｯ、このクソガキが！！
ﾄﾞｺﾞｯ
ミク
や…ｯ、辞めて…’！！
一人の少女が殴られているところに、
たまたま出くわした事だった。
モブ
泣くな気持ちわりぃ、ｯ！！
ミク
ぃ、や…ｯ
モブ
魔法もロクに使えない社会のゴミがｯ！
モブ
俺の邪魔すんなや”！！
ﾄﾞｶﾞｯ
ミク
ぅｯ、ぁ’ｯｯ、！？
モブ
泣くなっつってんだろ、ｯ
ﾄﾞｶ…
殴られてる子がずっと泣いてるのに、辞める素振りも見せないことに腹が立って…
最初はそのままほかっとくつもりだったのに、助けちゃったんだっけ。
ﾊﾟｼ
カナデ
…何してるの？
モブ
…あ？
モブ
何だお前、やんのかぁ、？ｗ
カナデ
何してるの？って聞いてるんだけど、
モブ
あ～？…嗚呼、
モブ
殴ってんだよ、見て分かんねーの？ｗ
カナデ
…どうして？
モブ
ムカつくからに決まってんだろ、舐めてんのか？
カナデ
別に、舐めてないけど…
カナデ
…でも、その子泣いてるよ？
モブ
は？だから？ｗ
モブ
そんなの俺には関係ないね、それに…
ｶﾞｼｯ
ミク
ひ、ｯ
モブ
ほら見ろよコイツ、痣がねーだろ？ｗ
モブ
この意味…いくらお前みたいなガキでも流石に分かるよな～？ｗ
カナデ
だからってそんな事していいの？
モブ
いいに決まってんだろ、なんせ俺ｈ＿
カナデ
…そう。
カナデ
ならいいよ、
カナデ
■■■■
モブ
ぐ、ぁ”ｯ…！？
ﾊﾞﾀｯ
ミク
…へ、
カナデ
…大丈夫…じゃないよね、
カナデ
立てる？
ミク
あ、は…はい、っ
ミク
え、っと…今、この人…
カナデ
うん。死んだね。
カナデ
私が殺したんだよ。
カナデ
…怖い？
ミク
い、いやッ！そんなことは…むしろ、助けてくれてありがとうございます…っていうか、
ミク
でも…
カナデ
…でも、？
ミク
この人…ここらで一番地位が高い貴族なんです。
ミク
もしこのことがバレたら、ｯ…！
カナデ
…そっか。
カナデ
（だからさっきからあんなに偉そうだったんだ…）
カナデ
大丈夫だよ。
カナデ
いつどこで、どんな事があっても
カナデ
＿私が絶対、救ってみせるから。
ミク
…、！
ミク
あ…ｯ、ありがとう…ございます、っ！
＿まぁ結局、その子は死んじゃったんだけど。
それからは、なんだか”ああいう人”を見ると無性に殺したくなっちゃって…
罪を重ねるうちに、いつの間にか…世界から恐れられる存在になってたんだ。
モブ
ねぇ聞いた？またここらでザムザの目撃情報が増えてるらしいわよ。
モブ
やだ、怖いわね…うちの子にも言っておかなきゃ…
モブ
それにしても、ザムザってどんな見た目なんでしょうね。詳しい情報がないと対策のしようもないでしょうに…
モブ
ほんと、不気味だわぁ…
カナデ
（…やっぱり、あの死体もみつかったか…）
カナデ
（仕方ない、私関係の事件は魔法警察じゃなくて＿＿）
カナデ
（＿神覚者が直々に対処してるんだから。）
カナデ
（そう簡単には騙せない、よね。）
店員
お次のお客様～！
カナデ
あ、はい
店員
何にいたしますか？
カナデ
…じゃぁ、この紅茶セットを。
店員
この商品にはムーンダストの紅茶も含まれていますが、よろしかったでしょうか？
カナデ
はい、薬の調合に使うので…
店員
では、￥〇〇です！
カナデ
…はい
店員
丁度お預かりします～
カナデ
（…ムーンダスト、最近は送ってなかったけど…）
カナデ
（マフユ…気に入ってくれるかな、）
私史上最長では？？？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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