テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

付き合ってるタミ雷の放課後デートのお話

一覧ページ

「付き合ってるタミ雷の放課後デートのお話」のメインビジュアル

付き合ってるタミ雷の放課後デートのお話

1 - 付き合ってるタミ雷の放課後デートのお話

♥

538

2022年08月10日

シェアするシェアする
報告する

グーテンモルゲン! こちらは腐向け作品となっております。 口調迷子デス…すみません…… 苦手な方はスクロールおねがいします🙏 カップリング↓ ・タミ雷 要素↓ ・転生後(?)の設定 ・付き合ってる ・前世記憶持ち 苦手な方、地雷のある方は今のうちに 逃げてください💦

タミヤ

雷蔵〜?

平日水曜日、今世ではめでたく 雷蔵と恋人同士になったタミヤ。

放課後月曜日を除いて 雷蔵をお迎えに行くことも 一緒に帰る事も日常となったタミヤは いつものように雷蔵を教室まで迎えに行く。

雷蔵

タミヤ

おい、雷蔵

タミヤ

帰るぞ

雷蔵

…、ぁ…タミヤくん

タミヤ

…?

タミヤ

どうした、何かあったのか?

雷蔵の様子が可笑しいことにすぐに気付き顔を覗き込む

タミヤ

タミヤ

またお父さんか?

雷蔵

…うん

雷蔵

パパと朝から喧嘩しちゃって…家に帰りたくないの…

そう下を向いたままぽそぽそと話す。 雷蔵は自身の父親とよく喧嘩をし、その度家に帰りたくないとマイナスになることが度々ある

お互い『男らしく』『女性らしく』を 譲らない結果大喧嘩が起きてしまうらしい。

タミヤ

う〜ん…

タミヤもこのケースはどうしようにもできない。

自分が関わっていたり、元光クラブのメンバーやクラスメイト、学校の奴らならタミヤの力でなんとかできたし雷蔵を守ってあげることも可能だ。

しかし自分よりよっぽと目上で愛している恋人の実親となれば話は変わってくる。

雷蔵

…ごめんなさいね

雷蔵が顔をあげ目線を合わせながらにっこっと笑う

タミヤ

大丈夫だ

タミヤ

気分転換に寄り道でもしよう

今の自分に出来ることは、雷蔵に寄り添うことだけだった。

学校を出て、気分転換という名のデートに向かった先はデパートのフードコート。

ここに来る前に服を見たり雷蔵の化粧品選びに付き合ったりタミヤのゲーセンに付き合ってもらったり、一通りは終わった。

雷蔵

どれも美味しそうで迷っちゃうわ…

タミヤ

はは、俺はもう決めたぞ

雷蔵

え!早すぎるわよ!!

あ〜ん!と悩んでいる横顔を見て 思わずふっと和んでしまう。

改めて雷蔵の顔はかわいいな

雷蔵

よし!決めたわ!

雷蔵

タミヤくんはそこで待ってて!タミヤくんの分も買ってくるから!

タミヤ

なんでだよ、俺のぶんは…

雷蔵

いいの!!

雷蔵

タミヤくんはわたしの事を気分転換に連れ出してくれたんだから!これはお礼よ!ほら、はやく行った行った!

そう言って強くタミヤの背中を押す…いや、押し飛ばした

タミヤは大人しく雷蔵の言葉に甘え雷蔵が来るのを指定された場所で待っていることにした

タミヤ

あいつも律儀だよなぁ

なんてことを思いながらも雷蔵を待っていると少し奥の方に見慣れた姿を見かける。

タミヤ

あれは…

タミヤより一回り小さい二人組で、同じ学ランを着て、一人は片目が前髪で隠れ顔が少し見えづらい。 もう一人は髪の毛はさっぱりしてるが眼帯を付けてて片目しか見えない……

特徴的すぎて一瞬で誰だか分かったタミヤだが雷蔵とデート中なのを思い出し声をかけるのをやめた。

タミヤ

まぁ二人とは同じクラスだし土日に会えるしな

ダフ

お〜いタミヤくん〜!

カネダ

偶然だね!

そう考えていたら 先に気付いていたダフとカネダが笑顔でタミヤの元に近付いてきてくれた。

タミヤ

おう、お前らも買い物か?

ダフ

ううん!かわいい女の子偵察!

タミヤ

何してんだよお前ら

カネダ

僕はダフに無理矢理連れてこられただけなんだけどなぁ………

ダフ

結構ノリノリだったじゃん

カネダ

そっ、そんなことないよ!?

図星を突かれたカネダは必死に 「違うよ!違うからねタミヤくん!!」と訂正してくる。

二人と話すと気が楽で楽しいし自然と頬も緩んでしまう。 雷蔵といるときは恋人という関係もあってからか少し気を使ったりしがちだ。

あまり余計なことすると雷蔵のタブーをぶち抜いてしまって乙女心がわかってないわね!と叱られるのがオチである。 正直めんどくさいしよく分からない。 だけどそこが可愛いという惚気はまた後でにしよう。

カネダ

そ、そういえば雷蔵は?

雷蔵

なぁに?

カネダ

わぁぁぁ!?

ダフ

びっっっくりした……!?

タミヤ

うぉ…

カネダが話をそらそうと雷蔵を話題に出した瞬間、『ぬっ』という効果音が付きそうな現れ方をしてきた。

ダフやカネダはもちろん、タミヤも結構びびった。

雷蔵

何よそんなおばけでも見たような顔して!

雷蔵

クレープ、ダフとカネダの姿が見えたから追加で二人の分も買ってきたわよ!

そういって見せてきた4つのクレープ。 しっかりダフやカネダの好みのクレープを買ってきてくれているあたり 出来た恋人だと感心する。

タミヤ

お、サンキュ

タミヤ

悪いな

雷蔵

いいのよ。さっきも言ったでしょう。これはお礼だって!

カネダ

え、ら、雷蔵?これ、僕達もいいの?

ダフ

雷蔵にしては…

雷蔵

え?何いってんの?あんた達には金とるわよ?

雷蔵の言葉に二人して 「ですよね」 と本当にお金を出そうとするもんだから 雷蔵は呆れた顔をした。

雷蔵

ねぇ冗談ってもん知らないの?

カネダ

いや…雷蔵はガチっぽい…

ダフ

わかる

雷蔵

失礼ね〜!!!!!
あんた達にもお礼よ!!

ダフ

え?

カネダ

なんで?

雷蔵

だっていつもタミヤくんと3人で帰ってたじゃない、わたしと付き合ってから3人で帰るのは月曜日だけなんでしょう?
土日に会ってるってのは知ってるけど毎日一緒だったタミヤくんを急にわたしが取っちゃったから…寂しいじゃない?

その言葉にダフとカネダは一斉にタミヤの方を見た。

タミヤもこれには苦笑しかけた。

タミヤ

いつも一緒ってわけじゃないからなぁ

カネダ

うん、別にそこに関しては感謝されるとこじゃないと思うけど…

ダフ

そう思ってたってことに驚き。雷蔵って変なところあるよね

雷蔵

ダフしばくわよ?

ダフ

悪い意味じゃないって!!!!

カネダ

ふふ、でもありがとう。クレープもね

その後は4人で雑談しながらクレープを食べ、タミヤは雷蔵を家に送るため、 二人とは別れた。

雷蔵

今日はありがとう。タミヤくん

頭1個分大きいタミヤを見上げ、微笑みながら言った。

タミヤ

おう。気分転換になったか?

雷蔵

えぇ。普段会えないダフやカネダとも会えたし楽しかったわ!

タミヤ

そりゃよかった。なにあったら言えよ?

雷蔵

うん

タミヤ

クラスメイトになにかやられてもだぞ

雷蔵

えぇ。

タミヤ

『いつものことだから』で済ますんじゃねぇぞ

雷蔵

分かってるわよ

そう言った雷蔵に安心をする。

だがタミヤは今後の雷蔵の親について悩んだ。 自分にできることは他にないだろうかと。

雷蔵の側にいてやることも 気分転換に連れ出すことも 彼氏としての俺の役目なのは分かってる でもそれだけじゃ足りない。

でもまだ中学生のタミヤには何も思いつかなかった。 だからせめてでも隣で上機嫌でいる小さくてかわいい恋人の笑顔は守りたい。 絶対、恋人の親も泣かせることができるくらい強くなってでかくなる。 そう誓った。

タミヤ

雷蔵

雷蔵

なぁにっ…

ちゅ…

手を握り少し屈んで雷蔵の額にキスをした。

額、頬、首、流れるようにキスをして離してやった

雷蔵

……もっとしてくれないの?

タミヤ

俺が限界迎えちまうからダメだな

雷蔵

……そういうとこあるわよね

くつくつと笑ってやると雷蔵はきっとほんのり赤く頬を染めながら睨んだ。

_________

_____

___

雷蔵の家につく手前あたりで歩みを止める。その理由は簡単。

タミヤ

ここまでだな。お父さんに見つかったらやばいだろ?

そう。男らしくあれという教えの父親に見つかると色々と面倒くさい事になるからだ。

雷蔵

ごめんなさいね…気を使わせて…

タミヤ

全然

雷蔵

ふふ、送ってくれてありがとう。大好きよ

タミヤ

あぁ。俺もだ。また明日な

雷蔵

うん…あ!

タミヤ

どうしたん…!?

雷蔵が振り返りこちらへ来たので忘れ物か聞こうとした瞬間いきなり胸元を掴まれた。

びっくりして声も出せないうちに

ちゅっ

雷蔵とタミヤの唇が重なった。

3秒くらい経った頃に唇が離され、思考停止しているタミヤに雷蔵はにやにやしながら

雷蔵

仕返しよ♡またね!タミヤ

こう吐き捨て家へ戻っていった。 やっと状況把握をしたタミヤは雷蔵の背中を見守る事しかできなく、その場にしゃがみこんだ。

タミヤ

嘘だろ…

そして同時に股間の違和感に気づいてしまった

この作品はいかがでしたか?

538

コメント

7

ユーザー

ぐわぁぁぁ尊いィィ

ユーザー

は"ぁ"ッッッッ好きですっ!!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚