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コメント
1件
うわ……第10話、胸にグッときたよ……。 朝のベッドのシーンから、先生に「隣見ても誰もいない」って言われる場面、本当に息が止まった。さとみが必死で見ないフリしてるのが痛いほど伝わってきて、私も一緒に苦しくなった。写真に涙が落ちるところ、もう涙腺崩壊しそうだった😢 「置いてってないよ」ってころんが言うシーン、優しくて切なくて、二人の絆の重さを感じたよ。ラストの写真立てが倒れる描写、止まってた時間が動き出す感じがして、続きが気になって仕方ない……。本当に素敵なエピソードをありがとうございます🌙
朝。
目が覚めた時。
一瞬だけ、 隣を見る。
ころん
いつもの声。
いつもの笑顔。
いつもの朝。
……のはずだった。
昨日見つけたノートが、 机の上に置かれている。
『もし僕が先に死んだら』
その文字が、 頭から離れない。
さとみ
ころん
さとみ
そう答える。
でも。
本当は、 なんでもなくなかった。
暗闇。
そして。
明かりが戻る。
そこにはもう、 誰もいなかった。
さとみ
返事はない。
ただ。
机の上の写真立てだけが、 静かに倒れていた。
まるで。
止まっていた時間が、 少しだけ動き始めたみたいに。
学校。
授業中。
先生の声が耳に入らない。
ノートを開く。
無意識に、 端へ名前を書いていた。
『ころん』
その文字を見た瞬間。
胸が苦しくなる。
ころん
さとみ
ころん
笑い声。
隣を見る。
ころんがいる。
いるはずだ。
なのに。
先生
さとみ
先生
教室が、 静まり返る。
さとみ
先生
さとみ
さとみは、 もう隣を見なかった。
ざわつく教室。
放課後。
帰り道。
珍しく、 ころんが何も喋らなかった。
風だけが吹く。
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
言葉が出ない。
ずっと胸にあった。
もし。
もし本当に——
ころんが死んでいるなら。
俺は。
何かを間違えたんじゃないか。
守れたんじゃないか。
助けられたんじゃないか。
ころん
さとみ
ころん
ころんは、 困ったように笑う。
その笑顔が。
少しだけ、 泣きそうに見えた。
夜。
リビング。
誰もいない。
一人でソファに座る。
机の上には、 写真立て。
三人で笑っている。
さとみ
写真を手に取る。
指が震える。
さとみ
返事はない。
さとみ
静かな部屋。
時計の音。
遠くで聞こえる車の音。
それだけ。
さとみ
声が掠れる。
さとみ
沈黙。
その時。
ぽたり。
写真に、 水滴が落ちた。
涙だった。
さとみ
認めたくない。
認めたくない。
認めたくないのに。
先生の言葉。
周りの反応。
写真。
ノート。
全部が。
同じ答えを指している。
さとみ
拳を握る。
さとみ
その瞬間。
背後から、 優しい声がした。
ころん
さとみ
振り返る。
ころんがいた。
月明かりの中。
少しだけ透けて見える。
でも。
確かにいた。
ころん
さとみ
ころん
ころんの笑顔が、 少しだけ揺れる。
ころん
ころん
さとみ
ころん
その瞬間。
リビングの電気が、 一瞬だけ明滅した。
バチッ。