今日は、10月31日
仮装をしてお菓子を貰う『ハロウィン』という文化がある
…だが、元は霊を迎え悪霊を祓うという風習だった
フィーネ
死神(私)は様々な種の霊を管理しているため、墓場から気軽に出かけることなどできない
だが今日だけ特別に、墓場から飛び出していいのだ
なぜなら、ハロウィンだから
フィーネ
フィーネ
フィーネ
今日のミドル区の月は、なんだか明るく見える
月を見るだけでも、眩しい
フィーネ
ルィコス
フィーネ
ルィコス
フィーネ
修道者だと思われた少年の正体は気の狂った狼男のようだった
ルィコス
フィーネ
ルィコス
ルィコス
ルィコス
フィーネ
ルィコス
フィーネ
ルィコス
ルィコス
ルィコス
フィーネ
ルィコス
ルィコス
フィーネ
無言でありながらも、私は静かに頷いた
ルィコス
フィーネ
こうして着いたのは、豪華な教会だった
フィーネ
ルィコス
フィーネ
ルィコス
ルィコス
ルィコス
クロス
ギターを背負っており、ヤギかヒツジの骨を面としてつけた神父が挨拶をした
クロス
ルィコス
フィーネ
クロス
クロス
クロス
フィーネ
クロス
クロス
フィーネ
クロス
ルィコス
ルィコス
フィーネ
クロス
ルィコス
クロス
クロス
ルィコス
フィーネ
宗教は、よくわからないものだ
フィーネ
クロス
クロス
フィーネ
ルィコス
クロス
なにやらルィコスという狼男がまた案内をしてくれるとのこと
それは森が生い茂ったバロック区にあった
ルィコス
フィーネ
ルィコス
フィーネ
ルィコス
ルィコス
フィーネ
ルィコス
ルィコス
フィーネ
パーティなんて、私には似合わない。だが
どんなイキモノがいるのかは気になってしまう
フィーネ
ルィコス
しばらく歩いたら、目立った小屋が見えた
足のない私の場合は歩くというよりうろつく、というのだろうか
フィーネ
ルィコス
ルィコス
フィーネ
ルィコス
ルィコス
エイゼル
ハンフ
ルィコス
ルィコス
フィーネ
カッチェ
私の身長はヒトから見て約190cmらしい。帽子を被っているし髪も長いから、言い換えるなら八尺様だ
ルィコス
カッチェ
カッチェ
フィーネ
ルィコス
ルィコス
ハンフ
ハンフ
ルィコス
カッチェ
ルィコス
カッチェ
ハンフ
ハンフ
カッチェ
ルィコス
カッチェ
カッチェ
ハンフ
フィーネ
エイゼル
ジェイグ
キコ
ルィコス
キコ
キコ
ルィコス
キコ
フィーネ
シスターにしては肌の露出が少々あることから、シスターの格好をしたヒトであることがわかった
カッチェ
ルィコス
キコ
カッチェ
エイゼル
ジェイグ
フィーネ
エイゼル
ハンフ
ルィコス
キコ
ルィコス
フィーネ
エイゼル
ジェイグ
キコ
フィーネ
キコ
フィーネ
キコ
フィーネ
すまない、反応の仕方をいま忘れた
キコ
ルィコス
ハンフ
フィーネ
ハンフ
カッチェ
ジェイグ
フィーネ
ジェイグ
ジェイグ
ジェイグ
ハンフ
フィーネ
フィーネ
フィーネ
なにやらこの4匹、エイゼル、ジェイグ、カッチェ、ハンフはそれぞれかつての飼い主がいた
今は亡き…であろう飼い主達の魂が少し見えた
ハンフ
フィーネ
陽が昇る前に各地へ彷徨いたい
フィーネ
こんなに喋ったのは、奴らがうるさいおかげだ
フィーネ
ハンフ
ルィコス
エイゼル
ジェイグ
ルィコス
キコ
ハロウィンを知らないように見えるこの街は、ルネサンス区
フィーネ
どうやらここも、眩しい月が浮かんでいたミドル区に同じくクリスチャンが多い場所だった
フィーネ
私がここにいていいのだろうか、と思わせるような雰囲気だった
〜♪
フィーネ
神聖をおびき寄せるような、1つの音楽が耳に入った
音楽で溢れている国なら当たり前のことだろうか
フィーネ
扉が少し開いている、この入口からだ
オリュザ
モルト
いま、讃美歌を奏で終えたようだ
オリュザ
オリュザ
モルト
フィーネ
なにやら桃色髪のシスターが歌い、黄緑がかった牧師はパイプオルガンを奏でたようだ
オリュザ
モルト
フィーネ
モルト
オリュザ
フィーネ
オリュザ
モルト
フィーネ
モルト
オリュザ
モルト
フィーネ
モルト
オリュザ
オリュザ
モルト
フィーネ
そういえば、眩しい月でルィコスがそんなことを話していた
それにここは素質な教会
「カトリックのオレにとっては関係ない」…ということは、
フィーネ
オリュザ
フィーネ
フィーネ
オリュザ
フィーネ
モルト
オリュザ
モルト
モルト
モルト
オリュザ
オリュザ
フィーネ
フィーネ
オリュザ
モルト
イキモノというのは、なんでこんなに趣のあるものなんだ
オリュザ
オリュザ
モルト
フィーネ
モルト
フィーネ
オリュザ
フィーネ
オリュザ
フィーネ
オリュザ
モルト
宗教音楽を味わったところで、次に向かおう
オリュザ
モルト
オリュザ
オリュザ
モルト
次は少しだけ眩しい月に照らされたクラシック区
この区は確か、この大きな屋敷が一番の場所だった気がする
さて、観察してみるか
ツァイル
フィーネ
ツァイル
フィーネ
間違えて上の方から入ってしまった
入口が見つからなかったことを言い訳にしたい
フィーネ
パフ
ツァイル
パフ
フィーネ
パフ
フィーネ
フィーネ
パフ
ツァイル
ツァイル
パフ
ツァイル
フィーネ
なにやらこの2人はニンゲンではないそうだ
ツァイル
パフ
フィーネ
ツァイル
ツァイル
パフ
フィーネ
マルツィア…?
パフ
ツァイル
フィーネ
アメシスト
パフ
ツァイル
アメシスト
アメシスト
ツァイル
パフ
アメシスト
フィーネ
アメシスト
素敵、か
アメシスト
フィーネ
パフ
ツァイル
ツァイル
ツァイル
フィーネ
死を司るものにパーティなんて言葉は似合わない
それに、陽が昇る前までに墓場に戻りたい
フィーネ
そういえば、先程もこんなことを考えていたな
ツァイル
パフ
アメシスト
それじゃあ、楽しんできてね
ツァイル
アメシスト
パフ
さて次に訪れたのは、モダン区
より現代に近い区だ
フィーネ
ケイク
ケイク
日頃の社会に疲れているようなニンゲンがいる
ケイク
ケイク
フィーネ
ケイク
ケイク
ケイク
ケイク
大きな独り言を吐きながら、酒を飲んでいた
あんなニンゲンがいるとは…面白い
フィーネ
ケイク
ケイク
フィーネ
ケイク
フィーネ
ケイク
フィーネ
ケイク
何度も名前を言われるとは
ケイク
フィーネ
ケイク
フィーネ
私がニンゲンのように見えてるようだ
ならば久しぶりに、これを見せびらかしてやろう
ケイク
私は大鎌を取り出した。仕方なく
ケイク
フィーネ
フィーネ
ケイク
天使は先程のクラシック区にいた。もしや顔を知っているのだろうか。いや、わからない
ケイク
フィーネ
ケイク
フィーネ
ケイク
ケイク
マルツィア…?
ケイク
フィーネ
さようなら
最後に訪れたのは…
フィーネ
かなりの進化を成し遂げている、ロマン区
これは私でも驚いてしまうほど
フィーネ
最後はここで、化けたイキモノを観察しよう
アメシスト
フィーネ
あれ、このニンゲンは確か怪盗…
フィーネ
アメシスト
フィーネ
アメシスト
フィーネ
アメシスト
アメシスト
フィーネ
アメシスト
フィーネ
アメシスト
アメシスト
アメシスト
フィーネ
やはり、イキモノは面白い
特に、ニンゲンは…
アメシスト
アメシスト
こうして、紫の怪盗は去っていった
フィーネ
フィーネ
フィーネ
Happy Halloween!!
コメント
8件
ハッピーハロウィン! ハロウィン回なのに「お菓子」という単語があまりにも少ない
ハッピーハロウィーーンン なんかすごくためになる小説だった 開始早々「死神!?」と思ったけど、そういえば天使や吸血鬼もいるんだった マルツィア…マルツィア……
ハッピーハロウィーーン!! MaruMさんの地の文多め小説見れて嬉しい 皆登場してくれるの嬉しすぎで泣く マルツィアで反応してるのって…