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zm

ペ神!

zm

おるか!?

sn

いるよ

sn

準備も終わってる

sn

直ぐに治療に入るからゾムはちょっと出てて

zm

わかった

zm

終わったらすぐに呼んでな

sn

もちろん

zm

俺の相棒、任せたで……!!

タッタッタッ…

sn

絶対に助けるからね

パチッ

rbr

( ____ あ)

白い天井、 鼻を指すツンとしたアルコールの香り

rbr

(医務室や)

rbr

(そっか、俺……)

意識が落ちる前のことをゆっくりと整理する

rbr

(毒か……)

その辺まで考えたところでお腹の辺りに違和感を感じる

まだあまり動かない頭をゆるゆるとそちらの方に向ける

zm

・・・・・・・・・

rbr

(・・・ゾムやん)

rbr

(そういや、最後に連絡とってたのゾムやったっけな)

点滴が繋がれていない右手で

雑なようで案外綺麗に整えられた人より少し長い髪を優しく撫でる

rbr

(心配かけたなぁ)

ごめんな、などと心の中で謝っていると

sn

ロボロ…?

rbr

・・・・あ

rbr

おはよ、ペ神

sn

───ッ!!

sn

よかった…ッ

rbr

おん、

rbr

ごめんな?

sn

本当に…!

sn

高熱でずっと魘されて…

sn

1週間も目を覚まさないんだから…

sn

みんな心配してるんだよ?

rbr

おん、ありがたいな

sn

はぁ…

sn

まぁいいや、聞きたいことがあるんでしょう?

rbr

流石ペ神やな

rbr

戦争はどうなったん?

rbr

あの後β国ともやったんやろ?

sn

戦争は勝ったよ、もちろん

sn

でも、なんでβの事を…??

rbr

コイツ怪しいなって思っとったから素性を調べとったんよ

sn

へぇ、流石!

sn

と、言いたいところだけど

sn

分かってたってことは毒にも気づいてたんじゃない?

rbr

まぁ、せやな

sn

全く…

sn

徹夜で弱ってる身体に毒はダメでしょ?

rbr

て、徹夜はしてへんから!!

sn

・・・・・・・・・・・・

sn

分かった質問を変えよう

sn

あの忙しかった3週間のトータルの睡眠時間は?

sn

正直に答えないと掘るから

rbr

えーっと・・・

rbr

・・・・・・80?

sn

分かった80時間ね

sn

全くロボロはいつもこうなんだから…

なんでボソボソ言いつつペ神は珈琲を口にする

rbr

あ、いや…

rbr

・・・・・80分

ブォホッッ!!!!!

ペ神は勢い良く珈琲を吹き出した

rbr

きたなっ!!!

ゲッホゲホゴッホ!?!?

rbr

え、ちょ、大丈夫?

sn

・・・・・・・・・・・・

rbr

(あ、やば…怒らせた)

sn

だから何度言えばロボロは______ッ!!!!

zm

_____ろぼろ…?

rbr

あ、おはよ。ゾム。

sn

ちょっと待っててゾム今ちょっと説教ちゅu

zm

・・・ざ・・・んなよ

sn

え?

zm

______ふざけんなよッッ!!!!!

rbr

──っ!?

zm

俺がどんだけ心配したと思ってんねん!!!!!

zm

声掛けに行った時も、!!!

zm

インカムで会話しとる時も、!!!

zm

顔色悪いなって、ヤバそうやなって

zm

大丈夫かって何回聞いたと思ってんねん…!!!

rbr

・・・えっと

zm

1週間も目を覚まさなかったお前を

zm

どんだけ心配したと思ってんねん…!!!!

zm

お前は強いから、死んでしまいそうだなんて思ったことなかった!

zm

でも、でも、今回は本当に死んでまうんやないかって

zm

β国のスパイを追い詰めてる時も

zm

お前を担いで医務室に向かってる時も

zm

その後のβ国との戦争の時も

zm

ずっと苦しそうにしてるロボロを見てることしか出来ない時も

zm

ずっと、ずっと怖かった…!!!

rbr

ごめん、ゾム……

zm

───ッ、

zm

なぁ、そんなに頼りないか?

zm

お前が相棒って言ってくれた俺は

zm

そんな頼りない?

rbr

い、いや…そういう訳じゃ

zm

ならなんで「大丈夫」なんて言ったん!!

zm

大丈夫なんかじゃないのに嘘ついてまで心配かけたくなかったん!?

zm

''相棒''ってそんなもんなん!?

zm

ロボロの事''相棒''って思っとるのは

zm

俺だけやったんやろ!?

rbr

ち、ちが…

zm

もう二度と、俺の相棒だなんていうなッ!!!

そう言い放ってゾムは部屋から勢いよく出ていく

sn

ちょ、ゾムッ!!

sn

・・・・・・・行っちゃった

rbr

・・・・・・・・・

sn

ロボロ、大丈夫?

rbr

・・・・言いたくないこと言わせてもうたなぁ

rbr

はよ謝らないt

立ち上がろうと力を入れた足から力が抜ける

そのまま重力に従って床に倒れそうなところを

ペ神が急いで支えた

sn

ちょっと、ロボロ!?

rbr

(あれ…)

rbr

(どうしよ、)

rbr

(視界が、真っ暗に──)

sn

ロボロ、!!!

そこで俺の意識は途切れた

拝啓、感情の無い貴方へ。

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630

コメント

11

ユーザー

めっちゃ面白いです!! ゾムニキ怒った?怒った?でも、文章的に悲しんでもいる? 続き楽しみです!

ユーザー

愛してるこの物語

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