第2話
君を俺の部屋に入れて
ソファでキョロキョロと不思議そうに部屋を見る君を横目に
俺はクローゼットの中にある ハンガーにかかった大量の服を漁っていた。
向井康二
向井康二
女性
さすがに薄いチャック付きパーカーにキャミソールっていう男のロマン丸出しなんを意識してまうから、 なんて言われへんけど、
向井康二
向井康二
俺の心の焦りがまるっきり見えてもうた、
うわぁはず、なんて考えてる俺も俺、
初対面の人やからかな、?
なんて考え事してたら、
女性
向井康二
笑った?
今、クスッと笑ったやんな?!
向井康二
女性
向井康二
向井康二
笑ってくれたことが何となく嬉しくて、
じんわりと熱を持った頬が 俺に何かを知らせようとする。
だけど、この時の俺にはまだ分からへんかった。
何回か俺の服を着るのは拒まれたけど、
お願いやからって強めに言ったら、
「なんか、申し訳ないです」
そう言ってきたけど
向井康二
そう言うとやっと俺の手から スウェットを受け取った。
女性
君が帰ってきているのはわかってる、
不思議そうな目をして見つめているのもわかってる。
でも反応出来てへんのは、
五分で帰ってきた君を見て硬直していたから。
女性
女性
女性
そう言って洗面所の方へ向かおうとする君に俺は、
向井康二
何故か後ろから抱きついていた。
今思えば、中々のセクハラ行為、
やけど、君は
女性
耳まで真っ赤にして俺にそう言った。
向井康二
向井康二
慌てて言ったって変わりやしないのに
慌てて早口で言って息が続かず苦しくなる。
向井康二
向井康二
向井康二
女性
向井康二
知ってんの? なんてそりゃあ隣に住んでたらわかるって話やのに
苗字呼びだけでも嬉しくなって、 自然と笑みが溢れていた
向井康二
女性
女性
向井康二
槻野栞
向井康二
誰がどの目線で話しとんねん。
誰にも分からへんツッコミを心の中で入れまくって、
他の人が見たら変な顔してたんやろうな。
とか惚気けるためにこんなことしてるんやない、
我に返った俺は、君に問いかけた。
向井康二
向井康二
向井康二
槻野栞
向井康二
向井康二
向井康二
ひとりで突っ込んでるのを丸出しにするなってわかってても、
テンパってたらそんなことは全くもって関係なし、
君はさっきの赤かった頬を少し青白くして俺の方に目をやった。
槻野栞
向井康二
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
苦しそうやけど、何故か安心したかのような優しい顔をして俺に話を続ける君。
話の内容は残酷すぎるって言うのに、
話をする君の目に吸い込まれそうになっていて、
たまに黒目が揺れるのを見てしまった時は、
苦しかったんやろう、
なんでもっと早く気づかれへんかったんやろう、
なんて責めても過ぎたことの話、
きっと何も解決には至らない。
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
槻野栞
向井康二
きっと俺は、
この言葉に度肝を抜かれたのだろう。
そして同時に、 俺の心の留め具はどこかに飛んでいったかのように歯止めが効かなくなって、
「御手洗お借りしたいです」
そういう君の手首を割れ物のように優しく掴んで
向井康二
向井康二
向井康二
向井康二
止まれの標識は何度もちらついていたはずやのに
俺はスピードを出しすぎて止まられへんくなったバイクのように、
アクセルも時速も最大で君に告白していた。
第3話まで ♡450以上
おっ久しぶりです!!!!!!! お久しぶりすぎる物語投稿📖 受験まであと3日😖😖
皆さん元気にしてました???
感想コメや♡連打めっちゃお待ちしてます🧡𓈒 𓂂𓏸
「おーひさっ!」っていう投稿の最新話見てねん✌🏻️´-
舞白サンタがあなたに 春のプレゼントを渡すかも🎅🏻🌸
コメント
2件
ひさしぶりすぎ! あ、 受験頑張ってね!!
最高!続き楽しみ!