大介
行ってきます
返事は帰ってこない
俺はこの家の空気だ_______
大介
はぁ、、、、、
大介
おはようございまーす!
悠斗
よーっ!
モブ(使い回し)
生徒会長ー!
そういえば俺は、生徒会長になった
きっかけは中二の三学期___
―――――――――――――――――――――
先生
大介さん、お話があるんだ
大介
はい?
先生
生徒会長をやってほしい
大介
え、俺?
大介
俺なんかより、蓮の方が頭いいし、しっかり者だし
大介
(愛されてるし)
先生
大介さん、君は自信を持った方がいい
大介
自信なんて、持てません
大介
俺は家族に嫌われているんです
先生
、、、話してみなさい
そして俺は、いじめられていたこと、家族に信じてもらえないことを全て話した
大介
家族の前では、俺は空気です
大介
学校では元気ですけどね
先生
じゃあ一つ聞くよ
先生
君はなぜ進路調査表に、将来の夢を___と書いたんだ?
先生
君の夢が____なら、高校へ行かないとじゃないのか?
大介
俺は一方的に嫌われているだけです
大介
家族のことは大好き
先生
、、、、君は、本当に優しすぎるよ
先生
ぜひ生徒会長を頼みたい
大介
、、、、、分かりました
―――――――――――――――――――――
俺の夢は天文学者“だった”
でも、今はもう違う
両親がいない九人兄弟の俺の家
そのなかで社会人がたったの三人
それで九人を支えるのは、 正直に言うとキツい
まえ、辰哉兄、照兄、翔太兄が 話してたの聞いたんだ
辰哉
『やべ、もうお金ない』
照
『涼太はもうすぐで仕事就けるけど、、、、、』
翔太
『あと三か月もあるもんな』
辰哉
『家計的にキツイな』
その会話を聞いて、俺は決めた
自分の夢より、 家族が喜ぶように生きよう
だから俺は、高校へ行かず就職する







