コンビニから帰宅した主
コンビニから帰宅した主
コンビニから帰宅した主
コンビニから帰宅した主
コンビニから帰宅した主
ー 着信:桃田 さとみ ー
ころん
思わずベットから立ち上がり、深呼吸をして通話ボタンを押す
ころん
スマホを握る手と同じぐらい震えた声をなんとか絞り出した
でも、電話の向こうからは何も聞こえてこない。
ころん
尋ねる僕の声に被さるように、電話からはくぐもった声が聞こえた。
??
聞き覚えのあるような、ないような 少なくともさとみくんではない女性の声だった。
ころん
??
ころん
さとみ母
ーその女性は、固い声でそう言った。
さとみ母
ころん
頭の中をたくさんのはてなマークが埋め尽くす。
さとみ母
さとみ母
ころん
さとみくんのお母さんとの電話を切った後、 僕はスマホを握りしめたまま呆然と立ち尽くしていた。
ころん
さとみくんが、死んだ。
三年ぶりにきた連絡が、まさかこんな内容だなんて…思いもよらなかった。
ころん
ころん
何も、考えられなかった。 涙の一つも流れない。
さとみくんが死んだ。
その言葉の意味を、理解することを頭が拒んでいた。
三年ぶりにさとみくんの家を訪れた。
懐かしい家、懐かしい空気 中学生の時、ドキドキしながら遊びに来ていたこの家は あの頃と何も変わっていなかった。
さとみ母
ころん
喪服に身を包んださとみくんのお母さんは、三年前よりも ずっとずっと老け込んで見えた。
さとみ母
さとみ母
ころん
さとみ母
ころん
無言でしばらく歩いた後、さとみくんのお母さんは 見覚えのある部屋に入っていった。
ころん
ー さとみくんの部屋だ。
あの頃、何度も遊びに来ていたさとみくんの部屋。
あの日から、初めて足を踏み入れるさとみくんの部屋。
さとみくんの勉強机の椅子に座ると、さとみくんのお母さんは 小さな声で話し始めた
コンビニから帰宅した主
コンビニから帰宅した主
ころん
コンビニから帰宅した主
さとみ
さとみ母
コンビニから帰宅した主
さところ
莉犬くん
コンビニから帰宅した主
さところ
莉犬くん
コンビニから帰宅した主
ころん
さところ
莉犬くん
コンビニから帰宅した主