千雪
どうも〜
千雪
今日は多分千景様出るらしいです!
千雪
どうぞ!
新八
んぐ平助のやろ、平助の野郎
勇
なぁに同じ攘夷の志を持っているんだまた会えるさ
魁
局長女性の客人が見えてます
勇
女性の客、?
魁
雪村くんを尋ねて来てるんですがぜひ局長や他の方々にもと
千雪
(もしかして、千姫様、?)
千鶴
私を?
呼び出し
千鶴
お千ちゃん!
千姫
貴女方を迎えに来たの
千姫
千鶴ちゃん千雪くん
千鶴
え、?どういうこと?
君菊
時間がありません
君菊
直ぐにここを出る支度をしてください
千鶴
藪から棒にそんなこと言われても……
新八
そうだ俺たちにも分かるように説明してくれないか?
千姫
風間千景をご存知ですね?
千鶴
風間、!?
千雪
千景様…
左之助
確か薩摩の仲間だよな
新八
天霧と不知火って奴らと何度か俺たちの邪魔をしてくれた
千姫
彼らの狙いが彼女と千雪くんってことも?
勇
千雪くんは知らないが彼女だということは承知している
勇
彼らは自らのことを鬼だと名乗っているそうだな
新八
確かに凄腕鬼なんて
千姫
私も鬼なのです
っ!?
君菊
こちらは古き鬼の血筋鈴鹿御前の末裔にあたられる千姫様
君菊
そして私は姫様に代々仕えている忍びの者
左之助
あれ、そういえばあんたは島原にいた…
新八
あ!君菊さん!
歳三
なるほどなやけに愛想がいいと思ったら
歳三
最初から狙ってたのは新選組の情報
千姫
古来より時の権力者達は鬼の力に目をつけ利用しようと近づいてきました
君菊
本来争いを好まぬ鬼の一族は人同士の争いに巻き込まれることを嫌い、次第に散り散りになり隠れて暮らすようになったのです
千姫
人との交わりが過ぎ今では血筋の良い鬼はそう多くはありません
勇
それがあなたや風間だと
千姫
えぇ西国だと風間
北国では海宮
そして東で最も強い鬼が
雪村家
北国では海宮
そして東で最も強い鬼が
雪村家
千鶴
……!?
千雪
……っ、
千姫
雪村家と海宮家は滅んでいたと聞いてましたが
左之助
ちょ、ちょっと待ってくれよ!
左之助
ってことは何か?千鶴と千雪は鬼だってことか?
千姫
思い当たることがありそうね?
千鶴
……(傷があった場所を見せる)
新八
傷が、!かなりの深手に見えたのに
千鶴
私が鬼だから……
敬助
(そうかあの晩正気に戻ったのは彼女の血のおかげ)
千姫
血筋の良いしかも純血の子孫同士が結ばれればより強い鬼が生まれる
歳三
それが風間の狙いか
千姫
はい
千姫
風間が本気で仕掛けてくればあなたがたでは無力なのです
新八
なぁ千姫様
新八
無力ってのは言い過ぎじゃねぇか?
歳三
俺達は壬生狼と言われた新選組だ
歳三
鬼の1匹や2匹相手にしてもビクともしねぇんだよ
君菊
風間の力は充分承知している筈です
君菊
私達なら彼女達を守ることができるかもしれません
歳三
ってことは守れねぇかもしれねぇってことだよな?
……!
勇
雪村くん千雪くん君たちはどうなんだ?
千雪
え?
千鶴
え?
勇
君たち二人が決めるといい
勇
彼女達と行くかここに残るか
新八
近藤さんそれはねぇぜ!
歳三
黙ってろ新八
千鶴
私……ここにいます!
千姫
……!千鶴ちゃん
勇
千雪くんはどうするかね?
千雪
僕前々から言ってますよね
千雪
僕を拾ってくれたトシさん達のために恩を返せれるまで戻らないって
千雪
だから僕は恩を返し切れるまで一緒にいるよ
千雪
時が来たら僕は離れるよ
勇
わかったありがとう
勇
千雪くん
千雪
はい
千姫たちを送っている間
歳三
千雪
千雪
なーに?
歳三
鬼ってのは本当なんだな?
千雪
そーだよ
千雪
僕の家はあるとき人間により滅んだ
千雪
でもね、良かったとも思えたんだ今にしたら
歳三
なんでだ?
千雪
トシさん達に出会えたから
千雪
もし出会えなかったらきっと僕は
千雪
頭領としていたからさ
歳三
あぁ
勇
御陵衛士拝命おめでとう
甲子太郎
ありがとうございます
総司
ゴホゴホ
千雪
……(そうz)
千雪
ゲホッ……
総司
(千雪くん発作、?)
千雪
明日は風間の連れ去りらしいです
千雪
主様はしばらくおやすみです
千雪
そして僕の鬼の国も分かりましたね
千雪
それでは!
千雪
ばいばい