ちょうちょ
ここに1匹のタヌキがいる、このタヌキは、この檻から出ることができないこのタヌキは毛皮の材料として生まれてきた、つまり殺されるために生まれてきたのだ

ちょうちょ
初めてその種きっと出会った僕は食べられると思っていた

ちょうちょ
しかし

たぬき
あなたはとても上手に空を飛べるんだね

ちょうちょ
彼女は僕を食べようとはしなかった

ちょうちょ
ここは蜜の取れる花もあるし、点滴も近づいてこない僕はここに花を休めることが多くなった

ちょうちょ
そしていつの間にか友達になっていた

ちょうちょ
そして、たぬきはこう言った

たぬき
あのね、私この檻から出ることができないんだってでもね、自分の役目を終えたらこの体だけほっぽり出して空へ飛んでいくことができるんだって

ちょうちょ
たぬきは外の世界がわからなくても自分の人生は分かっているように見えた

ちょうちょ
そして秋になった

ちょうちょ
僕達は冬に備えるためにある約束をした

ちょうちょ
僕はそのタヌキのふかふかなしっぽだよ、寝かせてもらう約束

ちょうちょ
たぬきは役目を得た時に上手く空へ飛べるように手伝ってくれる約束

ちょうちょ
そして、あっという間に冬がやってきた

たぬき
あのね、こうして尻尾を貸していられるのもあと少しだと思うの最後まで約束守れなくてごめんね

たぬき
どこか新しい場所を見つけて、寒さをしのげてどうか元気でいてね

ちょうちょ
その時、彼女は怯えているように見えた、そしてその運命の日がやってきてしまった

ちょうちょ
彼らが人間の使う材料として生まれてきたのだなので皮を削ぎとるというのはたぬきには険しいことだが人間には必要だ

ちょうちょ
そして彼女はぬくぬくと弱っていって、そして死んでいった

ちょうちょ
そして彼女がうまく天国へ行けるようにと精一杯羽ばたいた

感動ストーリーだったでしょうか、でもホラーがちょっと混ざっていてホラーをしましたよ
面白かった、感動した、面白くないという方も♥を押してね
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