全員
えぇ!?!?
全員
お兄さんいるの!?
奈羽
え、いるけど……
奈羽
そんなに驚く…?
ばぁう
そりゃそーだろ
ばぁう
ってゆうかなんで兄貴居んのに迷子になるんだよ
ばぁう
兄貴と来れば良かっただろ!
そうま
それにお兄さんならなんで奈羽が驚いてたんだよ!!
奈羽
だって、お兄ちゃんと私、
奈羽
おんなじ家に住んでる訳じゃないし
全員
え…?
奈羽
それに、
奈羽
ここ数年間お兄ちゃんと会ってなかったし…
てるとくん
……それ、詳しく聞いていいやつ?
奈羽
え?別にいいけど…
奈羽
お兄ちゃんもいいよね?
秋斗
別にいいぞ
秋斗
奈羽が話してもいいって思える相手なら
秋斗
俺は誰にだって話してもいい。
奈羽
ありがと(*ˊ ˋ*)
奈羽
えっと、何から話すのが正解かわかんないから
奈羽
色々とごちゃごちゃするかもだけどそこは許してね
私たちは、いわゆる虐待されている家庭だった。
母
ドンッ
母
これ、今月分ね
奈羽
はい。ありがとう…
ございます……
ございます……
母
チッ
母
バタン
私とお兄ちゃんの母は毎月毎月、お金だけ置いてどこかに行く。 そのお金も私とお兄ちゃんが一緒に暮らすのには到底充分とは言えない金額だった。
奈羽
ねぇ、お兄ちゃん
奈羽
起きてよ…
秋斗
ん……
秋斗
奈羽か……
秋斗
大丈夫…だったか…?
奈羽
私はなんともないよ…
奈羽
でも、またお兄ちゃんが……(´;ω;`)
秋斗
俺はなんともねぇよ
秋斗
俺だけでいい。
そう。俺だけでいいんだ。 あいつらから殴られるのは 俺だけで… 奈羽には絶対に手出しさせねぇ。 俺の大切な妹を…… 俺みたいに殴らせる訳には 行かねぇ!
秋斗
奈羽の綺麗な顔に痣でも出来たら大変だからな…
秋斗
お前のことは…俺が守ってやるからな(*`˘´*)
奈羽
ありがとう(இдஇ`。)
次の月も、次の月も、私たちは数少ないお金で暮らしていた。 母はお金を置いていかない月もあった。 父は不定期に来ては暴力を奮っていた 父は母と違いどんな時でも全力て、本当にタヒんでしまうのではないかと思うほどに殴ってくる。母が来た時は、時間稼ぎと言ってお兄ちゃんが守ってくれていた。だけど、父の時はそうもいかなかった。 2人でクローゼットに隠れ、息を潜めていた。そうでなければ…タヒんでしまうから。
奈羽
ねぇ、お兄ちゃん。
秋斗
ん〜?どうしたn
秋斗
って奈羽!?!?
秋斗
その傷!どうした!?
奈羽
クラスの子にちょっと…(ˊᵕˋ)
秋斗
ちょっとじゃないだろ!
秋斗
びしょびしょだし、
秋斗
腕、カッターか?
秋斗
奈羽………虐められてるのか?
奈羽
わかんない……
奈羽
だけど、クラスの子達はね
奈羽
私を見る度笑ってて
奈羽
私の机とかロッカー、下駄箱
奈羽
色んなとこにイタズラがされてて、
奈羽
先生も、見て見ぬふりで…
奈羽
今日ね、
奈羽
聞いてみたの。
奈羽
私の机とかにイタズラしてるの貴方達?
奈羽
って
奈羽
そしたらね、
奈羽
だから何?って
奈羽
言われて……
奈羽
カッターで、切られた(;;)
秋斗
っ!
秋斗
……………
秋斗
そうか、そうだったんだな……辛かったな…
秋斗
ごめんな。気づいてやれなくて…
奈羽
(。•́ωก̀。)…グスン
奈羽
いいの……
奈羽
ほんとはね……今日言うかどうかも悩んだの
奈羽
お兄ちゃんに迷惑かけたくないから…
奈羽
お兄ちゃんには幸せでいて欲しいから…
秋斗
そんなことしなくてもいいんだよ。
秋斗
俺には…俺だけにはいくらでも迷惑かけていいんだぞ…
秋斗
だから……俺の事頼ってくれ…
奈羽
うん……
奈羽
ごめんね。
奈羽
ありがとう( ;꒳; )
主
ちょい長くなっちゃった!
主
もしかしたら次回もこんな感じかも…:( ;´꒳`;)
主
それでも見てくれたら嬉しい!
主
じゃ!またね〜(。・ω・)ノ゙