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家でも学校でも私に居場所は、ない…
実は、小学生の頃のいじめでは、何人か私に「大丈夫?」「私は、和奏ちゃんの味方だよ!」
とか…言ってくる子はいた…
けど、わかってた…
聞こえてた…
陰では、「あんな奴、味方じゃねーし(笑)」とか…
聞こえてた…
知ってた…
綺麗事なんて、私には、通じない…
優越感に浸って、裏では、私の悪口を言ってる偽善者なんて…
大っ嫌い…
翌日
今日もつまらないつまらない学校へと行く…
母は、笑顔で、"行ってらっしゃい"とか、言うけど…
本音は、「あーあ、やっと邪魔なやつがいなくなって、すっきりした(笑)」
とか、全部丸聞こえ…
私を全く愛してない両親…
裏では、悪口を言う中学校の同級生…
何が楽しいの…
こんな日々…
得もしない、この人生…
損ばかりしかない、この人生…
"愛され愛すために"私は、生まれてくるはずだった…
実際、"誰にも愛されなくて、誰も愛していない"…
人間なんて、所詮こんな生き物…
表では、良い人と見せかけ、裏では、悪口とか言う、"偽善者"…
私は、なんのために生まれ、誰に愛され、愛するために生きてきた…?
なんにもわからず適当に生きる…
それが一番嫌だった…
そして、今日は調理実習…
どうせすぐ終わる…
そして、嫌な学校へと着いた…
石塚太陽(いしづかたいよう)
最初におはようと言ってきたのは、石塚太陽…
朝から、はきはきと元気な声で、おはようと、笑顔で、言う…
私は、こういう奴が最も大っ嫌い…
私は、石塚太陽のおはようを無視し、席に行こうとする…
なのに…
石塚太陽は…
石塚太陽(いしづかたいよう)
私に話しかける…
何を頑張るんだよ…
私には、頑張ろうとかそういう感情は、ないのだから…
わからない…
わからない…
でも、一つだけわかってること…それは…私は"石塚太陽のことは、大嫌い"ということだ…
嫌いだと言うのに、石塚太陽は…
石塚太陽(いしづかたいよう)
まだ話しかけてくる…
こういうところが、大っ嫌い…
"正義を装った偽善者"なんでしょ?
近づかないで…
私は、石塚太陽の質問を無視する…
答える必要などないのだから…
石塚太陽(いしづかたいよう)
やっと気づいた?
その通り…
無視してるに決まってるじゃん…
そんなのも気づいてなかったの?
けれど…こいつは…
石塚太陽(いしづかたいよう)
話しかけてくる…
石塚太陽(いしづかたいよう)
意味わかんない…
私は、君のことを無視するのに
なんで、話しかけるのを諦めないの…?
私は、疑問を持ったまま…
ついに…
先生
調理実習の始まり…
作者
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