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ころみ

ころみ

うまれ、変わった?

さとみ

なあ、ころん。お前はどこまで聞いた?

ころみ

ぼ、僕はアリスが死んで、その後お父様が禁忌に手を染めた。

ころみ

ってとこまで

さとみ

そうか、じゃあ、詳しくは本人に聞いてくれ。

ころみ

分かった

さとみ

ころんは、体が弱かった。

さとみ

ころんは特別だった。

さとみ

だってそうだろ?体が弱い。たったのそれだけで俺らよりも、愛をもらってたんだ

さとみ

俺らはころんに嫌がらせをしてた。物心ついたときにはそれが当たり前になってたんじゃないかな。ころんも

さとみ

と言っても、るぅとや莉犬は何にも知らないけどな。

さとみ

そんなことをしてたちょうど12年前。

さとみ

ころんの大切なものを俺らは森の中に隠したんだ。

さとみ

その森は魔犬が出ると有名だった。

さとみ

そこにころんと一緒に行って、隠して、ころんを残して帰ってきた。

さとみ

でも、何時間たっても.....ころんは帰ってこなかった。

さとみ

最低だろ?w

自嘲気味に言うさとみ君に僕は何にも言えなかった。

だって、それは僕のお姉ちゃんも言ってたから。

本当は僕にもお姉ちゃんがいた。

でも、体が弱い僕につきっきりだったお母さんは...。 お姉ちゃんの変化に気づくことはなかった。

僕にお姉ちゃんは言った。

“私も体が弱ければ、ころんみたいに愛してもらえたかな”

それが最期のお姉ちゃんと僕の会話だった。

その日の夕方、お姉ちゃんの訃報を知った。

いじめによる自殺だったと言っていた。

さとみ

何にも、言わないんだな。

ころみ

僕のお姉ちゃんも同じこと言ってたから。

さとみ

そっか。

さとみ

ここからは知ってるようにころんは死んだ。いや、俺らが殺したんだ。

さとみ

でも、もちろん犯人はわかるわけもなく、俺らには罪を背負って生きていくことになった。

さとみ

その時思ったんだ、なんてことをしたんだろうって。

さとみ

でも同時にこうも思った。

“やっと、愛してもらえる”

“邪魔者がやっといなくなった”って

さとみ

あとはさっき話した通りだよ、ここでころんを生き返らせて、何にもなかったようにふるまった。

ころみ

でも、それならみんなも覚えてるの?

さとみ

いや、記憶を書き換えられてる。

さとみ

俺は、たまたま寝込んでて、何にも知らないだろうと思われたみたいだけど...。

さとみ

……こんくらいだな

さとみ

俺が知ってるのは。

ころみ

そうなんだ。ありがとう、教えてくれて。

さとみ

いや、いいんだ。ただの自己満だから

さとみ

じゃ、またな

ころみ

うん

ころん

聞いた

ころん・アリス

知ってるよ。

ころん

僕にどうしてほしいの

ころん・アリス

なあ、あれは、『死者蘇生』は、どんな対価が必要だと思う?

ころん

は?対価?

ころん・アリス

そう、人

ころん

人?

ころん・アリス

7人の命が必要なんだ。

ころん

っ!?

ころん・アリス

そう、殺したんだよ。お父様は。僕を生き返らせるために。

ころん

いったい誰の

ころん・アリス

それは、今は言えない。

ころん・アリス

けど、任務から帰ってきたら言う。

ころん・アリス

任務に行くまで、あと4日。任務遂行完了までそこから3日。

ころん・アリス

合計7日。

ころん・アリス

期待してる。

りょう

あと、4,5話くらいで終わるんちゃうかな?

りょう

最後まで応援よろしく!

りょう

またね
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