ut
はぁ、とため息をこぼす
まだ眠い、一生寝てたい
ut
顔に違和感を感じる
鏡を見てみると、顔に張り付いていたへらへらとした笑みが消えていた
ut
どう頑張っても笑えない
どうして?
何で?
僕には笑うしかないのに
ut
笑わなければいけない、そんな思考に陥れば陥るほど
笑えなくなっていくことに僕は気づけなかった
ut
口角が上がってくれない
何で、何でや!
笑えない僕
鏡の前に映っていたのは
ただの死人だった
ut
ut
ut
あ、ダメやこれ
ut
息できへん
このまま、本当に死んじゃうのかな…?
???
???
最後に聞こえたのは、きっと都合の良い幻聴だ
sn
この前医務室にきた時の、大先生の顔
正直な所、トントンよりも重症
本当に生きているのか心配になるくらい青白い顔
隈も酷かったな
足取りがおぼつかなかったのと、手をさすってた感じ
手と足を怪我したまま放置してる
血の匂いもした
血色の悪い原因はそのせいだろう
軍医としては、無視できない
sn
sn
sn
出てこない
いつもは忙しい時でもすぐに出てくれたのに
ut
sn
聞こえてきた大先生の声は、出来れば聞きたくないものだった
常識なんて無視して
大先生の部屋に入る
思った通り過呼吸を起こしていて、危険な状態だ
来るのが遅れていたらと思うとゾッとする
sn
急いで医務室まで運ばないと
コメント
8件
助けてやって!!!!!
ダイトゥキですわゴラァ