sn
その後大先生は、すぐに気絶してしまった
医務室で今は眠っているけれど、いつ危険な状態になってもおかしくない
それに、思っていた通り
大先生は足と両腕を軽く骨折していた
酷いのはお腹の傷
ナイフくらいの大きさの刺し傷
ろくに手当もしていないようで、周りの肌は赤黒く変色し
刺し傷からは、骨が少し見えているほどだった
どうして動けていたのかがただただ不思議だった
sn
正直な思いだった
気づけなかった自分に非がない訳では無い
けれども、どうしてこんな風になってしまうまで何も言ってくれなかったんだろう
無理をしすぎる彼のことだけれど、ここまでだとは思わなかった
それにしても、何が大先生をこんな風にしているんだろう?
sn
ut
目が覚めたら知らない場所
というか、真っ暗で何も分からない
体を動かそうとすると、全身痛むし、何も出来ない
いっそ、このままでも良いかな
何も考えなくて良いという状況は、そこそこ快適だった
なんせいつもは、自責の念に駆られて、よく無い事を考えてばっかりだったし
ここだと、何だか気持ちが軽いんだ
みんなの事も忘れて、いつまでも眠れる気がする
おやすみ
sn
sn
syp
兄さんが倒れたらしい
「らしい」と言うのは、聞いただけの状態だから
と言うか、あんまり信じて無い
兄さんは昨日俺と会った時でもへらへらと笑っていたし
普通にご飯も食べていた
確かに足は少しふらついていたが、寝不足の兄さんにとっては普通の事
syp
syp
質問をしてみると、場の空気が重くなる
sn
sn
コメント
9件
いやぁあん好き