テラーノベル
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教室の後ろは、いつも少しだけ騒がしい
笑い声とか、机を叩く音とか
誰かの「うるさーい」って声まで混ざって、ぐちゃぐちゃで
でも今日は、その中の一言だけが妙に耳に残った
A
心臓が、どくんと跳ねる
B
C
冗談みたいな口調だった
みんな笑ってる
だからきっと、深い意味なんてない
……ない、はずなのに
mf
シャーペンを持つ指に、少しだけ力が入った
聞こえないふりをする
こういう時、どういう顔すればいいのか分からない
A
そのフォローみたいな言葉が、いちばん苦しかった
mf
喉の奥がつまる
息がしづらい
別に悪口じゃない
なのに、なんでこんなに痛いんだろう
no
優しい声に、肩が揺れた
いつの間にか、なお兄が隣に立っていた
no
mf
no
mf
咄嗟に笑って見せる
なお兄は少しだけ眉を下げた
no
mf
no
ふわっと笑うその顔が、眩しくて苦しい
なお兄は優しい
ちゃんと見てくれる
だから余計に、知られたくなかった
"変だ"って思われたこと
"重い"って笑われたこと
そんなことで傷ついてるなんて
昼休み終了のチャイムが鳴る
周りが席に戻っていく中、なお兄が小さく首を傾げた
no
mf
no
優しい声
責めるわけでも、無理に聞き出すわけでもない
その優しさに、少しだけ泣きそうになる
mf
no
mf
no
mf
言った瞬間、しまったと思った
聞きたくなかった
答えなんて
no
mf
no
当たり前みたいに返された言葉
でも今は、その意味すら分からなかった
no
どくん、と胸が鳴る
no
優しい声だった
優しすぎて、痛かった
mf
"好き"
その言葉で救われる自分が、少し怖かった
コメント
2件
うわぁぁ!素敵です!急に好きと言うなお兄もいいですし、自分が変と言われて傷つくもふくんも最高です!