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桃瀬
桃瀬
桃瀬
桃瀬
暇なつ
こさめ
LAN
みこと
いるま
すち
りうら
ほとけ
初兎
ないこ
if
ゆうすけ
5
4
3
2
1
暇なつ
翌朝。喉を焼くような熱さと、頭を割るような痛みになつは目を覚ました。 視界がぐわんぐわんと歪む。
視界がぐわんぐわんと歪む。カレンダーを見れば、今日はLANの……長男の誕生日当日だった。
暇なつ
暇なつ
フラつく足取りで、クローゼットの奥から隠しておいたプレゼントを取り出す。
暇なつ
リビングへ降りると、すでに賑やかな声が響いている。 豪華な朝食。主役のLANを囲んで、いるま、すち、みこと、こさめが、心からの笑顔で笑っていた。
暇なつ
勇気を振り絞って声を出す。けれど、返ってきたのは、一瞬で凍りついたような沈黙だった。
いるま
いるまが吐き捨てる。
LAN
LANは一度も目を合わせず、皿を片付け始めた。 その背中に向かって、なつは震える手で小さな包みを差し出す。
暇なつ
LAN
一瞥もくれない。
なつは、力なく笑った。
暇なつ
逃げるように玄関を飛び出す。 外の冷たい空気が、熱を帯びた体に刺さる。
歩道橋の上まで来たとき、急に視界が真っ暗になった。
暇なつ
膝から崩れ落ちる瞬間、なつの頭をよぎったのは、部屋に残してきたあのノートのことだった。
暇なつ
ドサリ、と鈍い音が響く。 冷たいアスファルトの上で意識を手放したなつの頬を、季節外れの雨が叩き始めた。
――その頃。 リビングで忘れ物を取りに2階へ上がったLANは、なつの部屋のドアがわずかに開いていることに気づく。 「……あいつ、鍵かけ忘れて……」 何気なく足を踏み入れたその部屋で、LANは机の上に置かれた「ボロボロのノート」を目にすることになる。
桃瀬
桃瀬
桃瀬
桃瀬