これは、私がした一番思い出に残っている最初で最後の恋の物語
優香
お母さん
優香
当時高校2年生だった私は病気で入院することになった。
お母さん
優香
病室
優香
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優香
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優香
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優香
私は日本と韓国のハーフだったので、ある程度韓国語は喋れたのだった
優香
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優香
反日とは関わりたくなかったのだが、その時の私はその子にとんでもない魅力を感じていたのだ。友達になりたかったが、反日だと友達にはなってくれないから、私はその子に1つ嘘をついた
優香
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優香
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優香
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優香
ミンジュン
これが私とミンジュンの出会いだった
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
ミンジュンはだんだんと打ち解けてくれて、それと同じくらい私はミンジュンに惹かれていった。
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
すごく嬉しかった。そして私は退院することになった。でもミンジュンは、病院に残ったままだった。同い年なのに、生活の仕方も違っていた。でも、私は学校が休みの日は毎日ミンジュンに会いに行った
優香
ミンジュン
何もかもが幸せだった。そして、事件は起こった
ミンジュン
不在着信
ミンジュン
不在着信
優香
そして3回目の電話をしたときミンジュンがでた・・・と思った
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優香
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病院の先生
優香
病院
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
ミンジュン
優香
病院の庭
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
ミンジュンに残された余命はあと3ヶ月だった刻一刻と時間が過ぎていった。それと同じくらいミンジュンに対するたったひとつの嘘をつくのが辛くなっていった。
ミンジュン
と言ってくれるミンジュンに対して罪悪が募っていった
ミンジュン
そういうミンジュンはどんどん痩せ細っていき、見ているのがやっとの状態だった
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
ミンジュン
優香
その日私はたくさん泣いた。ミンジュンにそう言ってもらえた安堵感とミンジュンがいなくなる悲しさ。そしてミンジュンを思う気持ちから涙が止まらなかった
そして、3日が過ぎた。ミンジュンは笑顔でこの世を去った
優香
優香
ミンジュンの母
優香
ミンジュンの母
ミンジュンの母
ミンジュンのお母さんは、目に涙を浮かべながらそう言った
優香
ミンジュンの母
優香
ミンジュンの母
優香
ミンジュンの母
優香
優香
私は封筒を開け手紙を読んだ
優香へ。この手紙を君が読んでるってことは僕はもうこの世にいないってことになるかな。僕は、君に出会えて本当によかった。僕は、昔から日本が嫌いだったんだけど、君のおかげで、日本が好きになれた。本当にありがとう。2人でたくさん話をして、笑って、泣いて、ふざけてそんな日常が僕にとって大切でした。僕を好きになって一緒にいてくれてありがとう。最後になるけど、僕はそんなに強くないから忘れてとは言えない。だけど、頭の片隅に僕の存在を置いておいてほしい。そして、幸せになって。大好きだよ。ミンジュンより
優香
私は泣いた。声をあげて、思いっきり泣いたあと、そばにミンジュンがいるような気がした。
優香
・・・・
優香
そのとき風が吹いて木が揺れた。まるでふふ。僕もだよって言ってるみたいに
優香