千秋
彰くん!?
彰
、、、、はあ。
千秋
ここに何しに来たの?
彰
千秋を探しに来たんだよ、、
千秋
へえ。ここって分かるなんてすごいなあ。
千秋
ねぇ、花梨ちゃん。
彰
えっ、今花梨って言ったか?
千秋
そ、そうだけど?
花梨
彰くん!?
千秋
も、もしかして2人って知り合い!?
彰
まあ、そんな所。
花梨
実は、私が病院で迷子になってたのを助けてくれたの!
千秋
そうだったんだ。
彰
それより、早く帰るぞ。千秋。
花梨
あの。ちよっと待って!
彰
ん?
花梨
ふ、2人ってもしかして付き合ってるの?
千秋
へ?なんで?
花梨
だって呼び捨てだったから。
彰
当たり前だ。幼馴染みだから。
花梨
あっ、そうだったんだー、良かった!
千秋
良かった?
花梨
あっ、ごめん。な、なんでもないよ〜。
彰
じゃあ、千秋今度こそ帰るぞ。
千秋
、、、、分かった。
花梨
じゃ、千秋ちゃんまたね!
千秋
はあ、もうちょっと探検したかったなあ。
彰
もう、ダメだ。
千秋
ぶ〜。
彰
もう、全く、、、、
春樹
彰〜!
彰
春樹?なんでここに?
千秋
は、春樹?
春樹
ん?千秋もいるじゃん。
千秋
、、、、、
春樹は、彰の親友だ。私は小学生の時、6年間この人に酷いいじめを受けていた。
彰
千秋。春樹だよ。覚えてる?
千秋
うん。
本当は、覚えたくもない。
春樹
千秋、久しぶりだな!
千秋
うん。
話しかけられたくもない。
彰
千秋?どうした?元気ないけど。
千秋
別になんでも。
春樹
大丈夫か?病室まで連れてくよ?
春樹は、そういい私の手を触ろうとする。
千秋
、、触らないでっ!!!!
触られた途端、反射的に春樹を後ろへ押してしまった。
春樹
ッ、、、いたっ、、、
彰
ち、千秋!?何してるんだ!?
千秋
、、、、、、
彰
千秋、さすがに謝れ!
千秋
、、、、、、、、
春樹
彰、別にいいよ!
彰
でも、、、、、、、、
春樹
千秋もストレスがあるんだよ。
彰
まあ、そうだけど。一言ぐらいは謝った方が、、、、、、、、
春樹
はあ、だからいいって。だけど、千秋もあんまりストレス溜めないように、、、、、、、、
春樹
っていない、、、、
彰
え!?また!?
私は自分の病室に駆け込んだ。
千秋
、、、、、、、、
千秋
なんで?なんであの人を庇うの?
千秋
私は、あの人にいじめられてずっと辛い思いしてたのに。
彰
千秋!
千秋
彰くん、、、、、、
彰
千秋?
春樹
はあ、はあ、はあ。千秋いた!
母
あら、千秋病室にいたのね。
父
千秋、ちゃんと安静にしないとダメだろ。
千秋
ご、ごめんなさいっ。
千秋
私、、やっぱり、、、
私は、窓に駆け寄り、窓ガラスを開けた。
春樹
ち、千秋?
彰
な、何する気だ?
私は、窓で足から飛び下りた。
母
きゃぁぁぁー!
父
千秋ー!?