この作品はいかがでしたか?
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zm
呼吸を整えて、感情を飲み込む。
zm
大丈夫やから。 やって、いつものことやんか。
パーカーを外して、 鏡を覗く。顔に着いた焼印 死んだ瞳。瞳には光はともっていない。
…そう、大丈夫。いつも通り。
zm
茶色の髪が俺の瞳を隠す。 そう、…いつもそうだから。
zm
大嫌いな瞳は、 俺の事を睨んでいた。
………大丈夫。大丈夫やから。 おれ、…大丈夫。
zm
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そう、鏡を見つめた。
ピースを飲み込め、大丈夫やから。 なぁ、…俺は俺やから。 吐き出すな。そんな言葉をはくな
誰かたすけてなんてほざくな。 ほめてとはほざくな。
zm
大丈夫、大丈夫やから。
ゆっくり肩で呼吸する。
zm
落ち着くと共に涙はこぼれ落ちる。
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手で何回も、何回も 瞳を擦る。真っ赤になっていってしまう。…大丈夫だと、自分に言っても涙はとまらない。
此処に慣れてしまったから。
感情も出し始めてしまったんだ。 でも、そんなん駄目やって、…分かってるから。
zm
ガチャっでかい音がして、 扉がひらく。
sha
振り向かずに涙を擦っていると、 急に肩を掴まれる。
sha
涙でぐしょぐしょの顔を 見られてしまった。
sha
zm
…だめ、…みんとって、 あの人に…あの人に怒られちゃうから。
それだけは…いやだから。
zm
zm
抑えられないこの気持ちを とにかく目の前の人に殴りつける勢いで話し出す。
sha
sha
zm
sha
黄色のキラキラと綺麗な瞳と 目が合った。…こんな黄緑色の気持ち悪い瞳と、…目が…あってしまった。
…それなのに、彼はすごく心配していた
sha
…俺は何て声を返すべきか 分からなかった。
なんて返せばいい?…わかんない、 わかんない、…教えて貰ってない。 助けてろぼろ。
…瞳見られた。 だめ、…そんなんだめ、
フード被らなきゃ、…ふーど。
zm
zm
鼻声やなぁ、…まぁええか。
…大丈夫やって、ゾム。 ピースいつも通りに 飲み込めばええの。ほら、いつも通り
その後、俺らは廊下に出て歩き出す。
会話は、余りなかったけれど
sha
そう言うと、ゆったりと口を開いて ゾムは大丈夫です。そういう。
…さっきのあの変貌用見たら、 俺大丈夫に見えへんのやけどなぁ…、
これ、グルッペンに言った方がええかなぁ、…、いや、先にトントンか? …、しんぺい神に言うのも……、 わかんねぇーわ。…、
……でも、今はただ。 ぞむを…ゾムの思いを尊重したいと 思ったんや?
会議室につき、扉をあける。
zm
sha
gr
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ザワザワとしていた空気とは一変、 グルッペンが話し始めた途端静かに、 雰囲気は重くなった。
コメント
2件
まさかのおshaと遭遇!?これが今後どのような影響を与えるか…楽しみですなぁw