ナノカ
…グルッペンもしんぺい神も………
ナノカ
味方じゃなかったんだ…
コンコン
ノックの音が部屋に響く
ガチャッ
顔を上げると、莉々奈が居た
莉々奈
入るわよ
パタン
ナノカ
……
何故 莉々奈が?
莉々奈
さっき、グルッペンから注意を受けたの
ナノカ
…そうですか
莉々奈
「何故菜ノ香に書類を押し付けた?」
莉々奈
「菜ノ香が出した書類、お前の書類だったぞ」
莉々奈
ってね
莉々奈
なにチクってんのよ
莉々奈
ふざけないで
あぁ、イラつく
ナノカ
自分でやればいいんじゃない?
ナノカ
人に頼らなきゃあんなあ簡単なことも出来ないの?
ナノカ
お嬢様だったからって調子乗らないで
莉々奈
今は別じゃない
莉々奈
しっかり書類もやってたわ
ナノカ
……そーですか
莉々奈
ムカつく
ドゴッ
ナノカ
う"っ…
頭に鈍い音が響く
あ………れ、視界………が、……
私は床に倒れ込んだ
菜ノ香
あ……れ、私……なにして、…
自室に一人
私は倒れ込んでいた
手や足、頭がズキズキと痛む
日付を見れば
1週間ほど記憶が無いことがわかった
菜ノ香
…なに……何が起きてる…の?
ナノカ
なんで強制的に…
菜ノ香
………あ……れ?
菜ノ香
私の…声?
ナノカ
忘れたの?
ナノカ
ナノカだってば
菜ノ香
あ、あぁ、ナノカか…
ナノカ
さっき殴られて体の意識が貴方に移ったの
ナノカ
私に意識をくれてたのに…
不満そうな声が聞こえる
菜ノ香
そ…っか………
わからない
どうすれば?
菜ノ香
今…何が起こってるの?
ナノカ
っ…ぁ……あぁ…
ナノカ
それは…またいつかお話しよう
フゥと息をついたナノカ
ナノカ
しんぺい神にでも何があるのか教えてもらえば?
ナノカ
まぁ…教えてくれるかは知らないけど
ナノカ
嘘だと思われるかもね
素っ気ない声だった
菜ノ香
え?
菜ノ香
意味わかんない!!
どういうこと?
思った時には遅く
ナノカの声は聞こえなかった






