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蒼空
あっ！理央〜！！
蒼空
今空いてる？
理央
どうしたの？
蒼空
僕さ、君の事もっと知りたい
蒼空
色んなこと教えて？
理央
別にいいけど…
蒼空
やったー！
蒼空
質問考えてきたから答えてくれない？
理央
別にいいけど……
メモ帳とシャーペンを取り出すと
蒼空
じゃあ1つ目
蒼空
何味の飴が好き？
理央
メロンかな…
蒼空
メロンね〜
質問の答えを記録し始めた
蒼空
じゃあ次
蒼空
声と文章、どっちが好き？
理央
…？
蒼空
手紙とその場で伝えられるのどっちがいい？っていう意味
理央
手紙かな
蒼空
どうして？
理央
ずっと残るから
蒼空
ふーん…
蒼空
じゃあ次
蒼空
鳥は好きですか？
理央
好きでもないし嫌いでもない
理央
普通かな
蒼空
なるほど
蒼空
じゃあ次
蒼空
なんで僕と仲良くしてくれるんですか？
理央
……………
蒼空
君は面倒事とか関わりたくないのに
蒼空
なんで僕と友達になってくれたの？
理央
…………
彼女はとても真剣な目で
僕を見てくる
理央
……
その目につられて
僕も真剣に考える
蒼空
好きなの？
理央
…
理央
ち、違うって！！！
理央
そういう訳じゃないけど…
蒼空
じゃあなんで？
理央
…君とお話してるの楽しいし
理央
君の笑顔が好きだから
蒼空
………
ﾎﾟｶﾝとして僕を見てると
蒼空
ｱﾊﾊｯ！！
いきなり笑い始めて
理央
？？？
僕が戸惑っていると
蒼空
私の事そう思ってくれてたんだ
蒼空
ありがとう
笑ったかと思えば
いきなりお礼を言われた
余計思考回路が混乱する
蒼空
最後の質問、しないと思ってたけど
蒼空
するね
理央
う…うん………
何かヤバい質問なのかな………？
蒼空
……
蒼空
僕が鳥になっても
蒼空
お友達でいてくれますか？
理央
…
理央
もちろん
蒼空
本当？
蒼空
ありがとう
蒼空
約束して
理央
うん…
蒼空
ゆーびきーりげんまん
蒼空
うーそついたら………
蒼空
はーりせんぼん
蒼空
のーます
蒼空
ゆーびきった！！
蒼空
いい？破らないでね？
理央
うん
蒼空
じゃあこれ、お礼
理央
メロン味の飴？
蒼空
そう。食べていいよー！
蒼空
それじゃあまた！
手を振り教室を出ると
1人僕は考えた
何故笑ったのか
理央
あ………
僕は言った意味をやっと理解すると
自然と顔が赤くなっていくのがわかった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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