嫌 辛 好

私はあの手紙を読んだ日から

毎日毎日苦しくて辛くて切なくて

毎晩泣き続けた。

それから不登校になってしまい

あまり学校にも行けてなかった。

大橋先生がいない生活なんて幸せじゃないよ

先生がいたから私は幸せだったのに

そんな事を思いながら辛さを我慢する 。

こんなに辛いのは生まれて初めてだ

だから辛さを抑えるためにも私は

大橋先生を忘れる事にした。

そこから早くも年月が経った。

私も、もう社会人になり

自由な人生を送っている。

でも、まだ昔傷つけた後は残っている

一生消えない

でも一生消えない物なんて私の心に何個もある。

私の心から一生消えない物の1つ

この人は忘れようと思っても忘れられない。

今日は休日だったから

ある人のお墓に来た

胸が苦しくなる。

私は自然と目を瞑ってしまった。

そして目を開けた瞬間

私の目の前には

一生忘れられない"あの人"の姿があった。

先生は急に私の事を抱きしめてきた。

先生は私に"約束"のキスをした。

先生は私の耳元に話し

姿を消した。