この手で、必ず。

試験開始からそれほど経っていない。

そう、見下すように嘲笑される

月さん、菊、私の三人に対し

相手は四人

私はボスのカード持ってる

試験の制限時間は

20分

首にナイフを向けられ

自分の頬に、冷や汗が垂れるのが分かる

めんどくさいなぁ

さっきから思ってたけどムカつくんだよねあの子

すぐ椅子に隠れて俺達には戦わせて

挙句の果てには人質にまで…

何のためにここにいるわけ？

あーどうしよ、

もうなんか、めんどくさいなぁ全部

アイツも殺して試験中止にしたい

前に言ってた言葉

いいね

その言葉、

一度信じてみようか

バンッ

私に向けて撃たれた銃弾

味方を撃つなんて普通はしない

逆にそれを逆手に取り動揺させ、隙を作る。

私が居ると足手まといになってしまう

でもこれは私の試験だ

だったら戦わないと

バンッ

私は一瞬、状況を理解できなかった。

理解した瞬間

喉が引き締まった

分からない

喉が締まっているからなのか、

声は掠れてボソッとしか聞こえない

痛い

いたい、

怖い

こわいよ、

でも

痛みを叫びたかった

けれど声はもう出せなかった

動揺からか、呼吸もどんどん浅くなっていく

死の恐怖に、鼓動が速くなる

初めて死を覚悟した

結局何も出来ないか

『　その願いが届いた時、お兄ちゃんが必ず助けるから　』

助けて

そして私に、耐える強さを

戦う力を！

鷹堕　天闇　の切なる願いを確認。

「　鷹堕　天闇　に手を貸しますか？　」

プレイヤーが「　はい　」を選択された為、

鷹堕　天闇　に手を貸します。