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クローンドック「プロローグ」〜三〜

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クローンドック「プロローグ」〜三〜

1 - クローンドック「プロローグ」〜三〜

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2020年12月30日

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田川 航

しかし、何度か同じことをされるうちに、スニーカーが消えるのは、勇輝よりぼくが早く学校に来ているときだということに気づいた。

田川 航

だから、今日はだいじょうぶということになる。

田川 航

ぼくはげた箱にスニーカーを入れて目を閉じ、心の中で「よし!」と気合を入れた。

田川 航

今日はさんりんぼうの日にならないよう、何もやっかい事が怒らないようにと、お祈りをしたのだ。

田川 航

ところが、このお祈りはまったく効き目がなく、さんりんぼうのやっかい事は、二時間目の体育の時間から始まった。

田川 航

その日は、チームごとの短距離リレーが行われたが、第三走者のぼくはバトンを落としたうえに、こけた。それまでぼくのチームはトップで走っていたのに、僕からは巻き返せず、遅れて遅れて最下位。これが、ひとつ目

田川 航

チームのみんなは当然、不愉快だという態度を僕に示した。情けなかった。

田川 航

さらにみじめだったのは、その様子を誰よりも愉快そうに勇輝が見ていたことだ。

田川 航

勇輝とは運が悪いことに、小学校一年生からずっと同じクラスで、なぜかぼくばかりをバカにして目の敵にする。

田川 航

それから、リレーが終わって校舎に戻ると、げた箱の上履きが片方消えていた。うかつだった。いつも消えるのはスニーカーなので、上履きが消えるとは考えていなかった。

野崎 勇輝

「なにかお探しですか?田川航君!」

田川 航

勇輝は僕に向かってそう言うと、片っぽの上履きをぶらぶらと振り回して、廊下のおくに投げた。

田川 航

ぼくはくつ下のまんま、廊下を走って、上履きを取りにいった。

田川 航

勇輝にげらげらと笑われた。これが、ふたつ目。

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コメント

1

ユーザー

めっさ中途半端なとこで終わった…

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