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BTS妄想「捨てないで」BL

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BTS妄想「捨てないで」BL

7 - BTS妄想「捨てないで」テテグクBL

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2019年11月13日

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グクside

JUNGKOOK

…包帯しにリビングに行きましょうか…

僕が優しくそう言うと、 テヒョニヒョンは小さくうんと頷く。

だいぶ落ち着きを取り戻したテヒョニヒョンは、 少し顔色も良くなってきていた。

さっきは酷く青白い顔だったから…、 体調が悪くなったのか心配だったけど今のテヒョニヒョンを見るとそうでもなさそうだった。

それに、 " ジファン " という人の名前を呼び謝ったあとに落ち着きを取り戻していったテヒョニヒョン。

そしてまだその" ジファン " というテヒョニヒョンの元彼との関係を知らない僕は、 もうテヒョニヒョンは大丈夫だって、 そう安心していた。

…自分自身をむりやり安心させていたんだ。

___________

______

__

リビングにつき、 僕はテヒョニヒョンが先に入るようにと前に手を出し誘導する。

そして、 テヒョニヒョンが先にリビングに入った後に僕も入ると、 ナムジュニヒョンとホソギヒョンはもう帰ってきていた。

みんなソファーに座って、 泣いているヒョンもいれば険しい顔ををしているヒョンもいて、 少し空気がピリピリしていた。

そんな空気を感じとった僕は、 どうヒョン達に話しかけたらいいのかわからなくてその場に立ち尽くす。

…どう話しかけよう…

と、 そんなことを考えているとテヒョニヒョンが、 ヒョン達の元へと駆け寄っていってしまった。

そして、 ヒョン達の目の前にたつと、 テヒョニヒョンは頭を下げて…

V

迷惑をかけてすいませんでした…

と、 そう言った。

その言葉を聞いたヒョン達はそれぞれ感情が異なっていて、 溢れだしていた。

とくに、 シュガヒョンはものすごく怒っていて、 その怒りが爆発しないように唇をかみ締めている。

あんなに怒っているシュガヒョンを初めて目にした僕の体は、 強ばって硬直してしまった。

RM

お前は謝ることなんてないよ…

RM

お前が…謝ることじゃない…

RM

これは…ジファンってやつが…悪いから…

話すことに声が小さくなっていくナムジュニヒョン。

………ジファンって誰だろう。

僕はここにきてやっと、 ジファンという人に強く疑問を持った。

J-HOPE

…っ腕の傷は大丈夫なの…?

V

…大丈夫ですけど…少し痛いです…笑

そう言って申し訳なさそうな顔をして、 小さな笑顔をうかべるテヒョニヒョンにヒョン達は、 ほんの少しだけだけど安心したようだった。

そんな時、 いきなりシュガヒョンがソファーから立ち上がり、 テヒョニヒョンの目の前に行くと優しく抱きしめて包み込んだ。

SUGA

…テヒョンアは1人じゃない

SUGA

俺らがいる

SUGA

だからそんな苦しそうな顔すんな…

シュガヒョンがそう言うと、 テヒョニヒョンは何かが切れたかのように声を出して泣き始めた。

さっきまでの泣き方とかとは違って、 我慢するような仕草は見えなかった。

さっきは…、 何かを我慢してて…

少し身を守るように…

JIMIN

テヒョンアっ…!

JIMIN

僕もいるから!だからもうこんなことしないで…っ

JIMIN

僕を使ってもいいから…

JIMIN

僕で何してもいいから…もうしないで…しないでください…っ

そう言って、 ジミニヒョンはシュガヒョンとテヒョニヒョンを抱きしめた。

その光景を見た他のヒョンたちもみんなテヒョニヒョンを優しく包み込む。

そして僕はと言うと、 なにもせずにただ突っ立っていた。

すると、 ジンヒョンはそんな僕を見て「グガもおいで」って言って僕に手を伸ばし始めた。

そのジンヒョンの言葉と手を見た僕はさっきまでガチガチに固まっていた体が嘘かのように、 簡単に動かせてみんなの元に走っていった。

JUNGKOOK

ジ…ヒョ…っ

JUNGKOOK

ぅ…っ

JUNGKOOK

っ…テヒョニ…ヒョ…

JUNGKOOK

…ごめんなさ…い…っ

JIN

ジョングガが謝ることないよ

JIN

本当に謝らなきゃいけないやつはジファンだから…

JUNGKOOK

うっ…

__________

______

__

…ジファンって言う人はいったいどんな人なんだろう。

僕は昨日のジンヒョンの言葉を思い出して、 朝一番に考える。

…ジファン…。

この人のことはどんな人か、 僕は知らない。

だけど、 一つだけ僕にはわかったことがある。

ジファンって人は…、 昨日のテヒョニヒョンの原因を作ったひと…。

テヒョニヒョンに酷い目を合わせた人だ。

ジファン…、 テヒョニヒョンとはどんな関係だったんだろう…。

色々気になることはあるはずなのに、 真っ先にそう僕は疑問に思った。

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