コメント
3件
もうこんな最高な物語をありがとうございます家宝にいたします
てるとくん、よかったね泣 めっちゃ面白かったです 神作です!!
泣いた。
てると?
てると?
しゆん
てると?
祈るように、片目をつむりながら、震える足をガラスの靴に入れた、、が、
しゆん
てると?
試しに少し歩いてみると、数歩で靴が脱げてしまった。
長女
長女も覚悟を決めてしゆんの前に歩み出た
お母様
母親が怪しく動いたのを、しゆんは見逃さなかった。
しゆん
お母様
しゆん
しゆんは素早く長女の足に靴を履かせようとした。
そのため、お母様が魔術でサイズを合わせる時間がなくなる。
長女
お母様
長女
お母様に睨まれ、長女は無理に靴を履こうとした。
長女
しゆん
無駄に優しい口調で囁くように問う
しゆん
長女
カラン
靴が上手く履けずに転がった
長女
長女は諦めた声で呟く
しゆん
しゆん
しゆん
てると?
長女
お母様
お母様は暗い瞳でしゆんを見つめる。
お母様
しゆん
お母様
呆れ、見下した笑い方
お母様
てると?
長女
しゆん
お母様
感情の読めない声色で、カーテンで隠していた通路を見せた。
お母様
ダッ
しゆんは、唐突に周りが見えなくなったように走り出す。
しゆん
しゆん
1秒でも早く
そんなに広い家でもないので、すぐに梯子に辿り着き、勢いよく登る。
しゆん
急ぎすぎて踏み外しそうになる。
しゆん
それでも、笑いながら呼びかける。
梯子の上まで来て、扉を開けようとする。
しゆん
しゆん
自分で驚くくらい、優しい声が出てきた。
しゆん
中からわずかに声が聞こえる。
てると
弾んだ、嬉しそうな声
しゆん
てると
すぐにそれは、落ち込んだ声色に変わってしまう。
しゆん
てると
なんだか、すごく嫌な予感がした
しゆん
しゆん
てると
会いたくない
え?
だから、会うの、無理なの。ごめんね
え、え、、なんで
ねえ、はやく帰ってよ
しゆんの目の前が真っ暗になって
今の会話が、悪い夢のように思えた
しゆん
てると
でも、きっと、僕が男だったって知ったら、もっと傷つけてしまうから
その前に、、、
てると
てると
しゆん
てると
しゆん
てると
しゆん
てると
しゆん
最後の願望を込めて口にした言葉。
しゆん
てると
しゆん
誰も、この想いを止められるはずはない。
てると
どうしよ。心臓の音、しゆちゃに聞こえちゃう
てると
しゆん
吐息混じりに、ここぞとばかりに熱がこもっている。
てると
でも、そういうところが
たまらなく愛おしいよ
てると
しゆん
てると
しゆん
てると
しゆん
てると
しゆん
てると
しゆん
てると
しゆん
てると
例えば、
てると
あぁ、聞いてしまった
てると
てると
しゆん
てると
びっくりして扉を開けると、ふわっとした懐かしい香りと落ち着く体温が僕の脳内を支配した。
てると
しゆん
それは、違和感を覚えたのに強く引き止めなかったことへの謝罪、、というよりかは、もう離せないから覚悟しといてね?って言っているように聞こえた。
てると
ねぇ、ほんとに僕なんかでいいの?!
しゆん
しゆん
君はにこっと笑う。その笑顔に、さらに愛おしさが加速する。
しゆん
しゆちゃはそっと、僕の左手を取った。
しゆん
照れくさそうに、キザなセリフを口にする。
僕の薬指には、お城の裏庭でくれた指輪がはめられているままだった。
てると
しゆん
てると
しゆん
2人は初々しくしばらく見つめ合った。
しゆん
しゆん
てると
しゆん
しゆん
てると
ちょっと性格悪いかもしれないけど、声を出して笑ってしまった。それでも、しゆちゃは僕の頭を丁寧に撫でてくれた。
しゆん
てると
しゆん
てると
僕の様子を見てしゆちゃは満足げに笑い、言う。
しゆん
相変わらずの、イケボで囁く。
しゆん
てると
しゆん
てると
しゆん
心臓の音以外、2人には何も聞こえない。 最愛の君以外、何も見えないよ。
てると
てるとの口角が上がる
てると
こちらこそだよ
てると
僕は本当に、幸せ者だなぁ
てると
その瞬間、てるとの足には、ぴったりと、キラリと光るガラスの靴が収まった。