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僕達はお互い、頬が緩み切ってきて、くすくす笑い合いながら階段を降りた

てると

しゆちゃ、好きだよ

しゆん

だからさぁ!俺の方が好きだって

お母様

てると

てると

突然の展開に頭がフリーズする。どうしよう。

てると

え、あの

しゆん

お母様、てるとと、結婚させてください!

しゆん

命に換えても、幸せにしてみせます。

てると

しゆちゃ、、お母様は

僕のことなんてどうでもいいんだよ

それより、君が危険な目にあうのがすごく怖いよ

てると

お母様、お母様が認めてくださらなかったら、、、

結婚をなしにするの?っていうか、僕達、男同士だし、結婚できるんだろうか。

てると

あのっ、

てると

でも!!

僕は鋭くお母様を真っ直ぐに見た

てると

僕は!、しゆちゃと結婚する!!

お母様

早く出ていってちょうだい。目障りだったのよ。

てると

随分あっけなく終わってしまった

しゆん

ただ、お前らがてるとを監禁して、偽物をよこした罪は消えないし、てるとに嫌がらせをしてたのも許せないから

しゆんは少し眠そうに軽ーい口調で言う

しゆん

ひとまず、国外追放な?

てると

(か、かっこいいーー!!)

僕は今までなんでお姉様やお母様に怯えていたのか、なんだか、馬鹿馬鹿しくなってきた。

てると

あははっ、!僕はやっと幸せになるんだよ!!羨ましいでしょ?

お母様

‥‥‥

てると

うん、大丈夫そ?

お母様

はぁ、てると、貴方はいつまでも、愚かね

てると

え、

しゆん

てると!!危ない

火花がやけに綺麗に輝いて、僕はその場から動けなくて

お姉様達の笑い声が聞こえた

僕は、、、いつか、幸せになれるのかな

ばぁう

こ、ここだ!!間違いない

ばぁうは少し疲れた声で言う。

3人は本物のてるとの場所を探し出した

まひと

やっと着いた。ばぁうくん、お疲れ様だよ。

そうま

ばぁう、ありがとう。じゃあ、早速入ってみようか。慎重にね。

扉を開けると、しゆんとてるとが倒れていた。

意識がなくても、2人は、強く互いの手を握っている。

ばぁう

は?どういうことだよ!!

まひと

てるちゃん!!しゆちゃ!!!大丈夫!?

そうま

おい、返事しろよ!!

お母様

あら、自分達から来てくれたわね。

お母様に、そうまとまひとは剣を向け、ばぁうは杖を構える。

そうま

許さねぇ、俺の大事な2人を、どうするつもりだ。

お母様

貴方達の記憶も消さないと

ばぁう

記憶、だって!?

お母様

並の魔法使いと同じにされては困るわ。

ビリッ

急に現れた雷を、結界で防ぐ。

ばぁう

ははっ、俺に勝てるとでも思ってんの?

挑発しながら苦しげに笑う

お母様

‥‥‥厄介な子

ばぁう

うっ、お前、なかなかやるじゃん?

そうま

ばぁう!!無理すんなって

ばぁう

いや、無理なんてしてないね。

そうま

待ってろ。俺も援助する

ばぁう

やめとけって!!!

ビリッ、グサッ

まひと

ばぁうくん!

ばぁう

(お前とまひは、2人を連れて逃げろ)

声には出さず、目で合図した。

2人は、その意思を瞬時に受け取る。

そうま

まひちゃん、いくよ

まひと

うん、わかった

ダッ

2人が動いたと同時に、ばぁうは反対の手で、予備の杖を使って煙を出す。

お母様

ゲホッケホ

ドサッ

そうま

城まで!2人を頼んだ

まひと

はぁ、急いで!!はぁ、はぁ、お願いします!!

ばぁう

うっ、はぁ、はぁ!ぜぇ、

そうま

(今助けるからな!)

急いで戻ってきて、そうまは隙をつき、お母様の後ろから剣を当てる

まひと

僕の大事な人を傷つけないで!!

まひとも、お母様が動けないように拘束した

ばぁう

俺達を舐めたら、どうなるかわかってるよなぁ?

ばぁうは、お母様と長女、次女も気絶させた。

その様子を見て、一気に力が抜けていく。

ばぁう

はぁ、はぁ、あー、よかった。

まひと

でも、あの2人、大丈夫かな。

そうま

とりあえず、城に戻ってみよう。

てると

んー!よく寝た!

城に運ばれて、2人はそれぞれ違う部屋に寝かされていた。幸い、大した怪我もなく、健康だ

てると

さてと

てると

ん?

てると

あれ??

この部屋、見覚えがない。

てると

(まだ夢の中?それとも、、、)

状況がわからず困惑していると、お城の警備員が来てくれた。

警備員

てると様、ですね。

てると

はい!あの!

いつも通り、朝起きて、1番最初に頭に浮かぶこと。それに、疑問を持ったことなんて一度もなかった。

しゆんと出会うまでは、てるとは、自分の心の傷にだって、気づくことができなかった。

てると

ここがどこかわからないんですけど、一つお願いしたいことがあって。

警備員

はい、なんでしょうか?

てると

早く帰してほしいです。家族の朝ごはんを作らないといけないので。

てるとはてきぱきとした口調で言い切った。

ただ少しだけ、左手の薬指の指輪とガラスの靴を見て、心が痛んだ。

しゆん

はぁー

朝起きて、すぐに全部嫌になって

しゆん

死にてぇ

いつも通り、なんの意味もない言葉を口にする。

理由は山ほどあるが、しゆんはこの世界が嫌いだ。

しゆん

もっかい寝ようかな

使用人

王子、お目覚めですか?

しゆん

いや、悪い、まだ起きていない。

いかにも王子らしい、スマートな口調で子供のような嘘をつく。

使用人

嘘をおっしゃらないでください。

しゆん

んーえー、あれ、何これ

見覚えがあるようなないような指輪をじっと見つめる。何故かそれは左手の薬指にはまっている。

しゆん

は?なに??

勢いで指輪を外すと、なんとも言えない喪失感でいっぱいになった。

しゆん

っ、、?

しゆんは指輪を大事そうに見つめる。

気がつくと、何か大切なことを忘れているかのように、胸が苦しくなっていた。

If 騎士Aシンデレラ

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コメント

2

ユーザー

せっかく結婚かと思ったら…!(;´Д`) しゆてる再び結ばれてくれー!

ユーザー

どうなるんだぁぁ!?!? ハッピーエンドで終われるのかな?? 続きめっちゃ気になる!

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