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1 - 第1話「貴方達」

2024年08月05日

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昔から

黒葩

君達はいつでも私を助けてくれる

白瀬

姉貴

青句

黒葩さん

赤莉

黒葩

どうして私の名前を呼んでくれるの?

なんで私を助けるの?

怖い

人の言葉を聞くのが

もしかしたら

私に文句を言ってるのかも

私を殺そうとしてるのかも

私を呪ってるのかも

そうだ

耳が無くなればいい

そしたら

何も聞こえなくて済む

大丈夫すぐ慣れる 友達が喧嘩してるのが嫌で

こっそりと耳を塞いでた

あの時と一緒だ

青句

…!

私に笑いかけてくれてる 彼女の名前は

なんだろう

貴方の名前を知りたい 声を聞きたい

青句

黒葩さん!

怖かった事がまだあった

人を自分の言葉で傷つけちゃうんじゃないか

その言葉で

人が死んでしまうのではないか

誰も私の考えをわかってくれない

誰も私の声を聞いていない

そうだ

声が無くなってしまえばいい

そうすれば

辛い思いをしなくて済むだろう

大丈夫すぐ慣れる やめてと言っても

やめてくれなかった

助けを求めても誰も助けてくれなかった

赤莉(過去

黒葩!

黒葩(過去

…?

なぁに?

赤莉(過去

今日すっごい事があったんだ!

黒葩(過去

そうなんだ

赤莉(過去

お前もなんかいい事あったか?

黒葩(過去

…!

俺は…! あ…声が出ないんだった

赤莉(過去

あ、ごめんごめん(ノートとペンを渡し

黒葩(過去

なにこれ…

赤莉(過去

それで書いてくれ!

黒葩(過去

…(頷く

貴方はとっても優しいね 貴方と会話出来たらどれほど楽しいだろう

貴方と喋りたい 声を出したい

赤莉(過去

どれどれ〜?…!✨

黒葩(過去

赤莉と話せてる事が1番いい事だよ…

どうしても見たくないものがあった

自分を哀れむあの顔

「両親がいない」

ただそれだけの事で

ずっとあの目が嫌いだった

そうだ 目を捨ててしまおう

あんな物を見るくらいなら

きっと大丈夫

あの時と一緒だ

誰にも会わせて貰えないで ずっと部屋に監禁されてた 10年間

たまに人が来ても顔を見たらすぐ死んでしまった

化け物と呼ばれた

あの日々と一緒

きっと大丈夫

きっと

??

姉貴

黒葩(過去

??

早く行くよ、次の場所

何も見えないと楽だった

あの目を見なくて済む

??

姉貴

黒葩(過去

…何回も呼ばなくても分かるよ

でも

??

あれ見てよ!あ、見れないんだっけ…

貴方の顔は、どんな顔? 昔に1回見たけど さすがに忘れてしまった

貴方の顔を見たい 目が見えるようになりたい

白瀬(過去

姉貴、目が治ってよかったな

黒葩(過去

うん…そうだね

黒葩

大丈夫だよ、クレア

貴方はいつか大切な人達ができる

それまで

黒葩

頑張ってね…(ボソッ

白瀬

何ひとりで喋ってんの?気持ち悪い

青句

はぁ!?黒葩さんのどこが気持ち悪いんだよ!?

赤莉

落ち着け青句💦

黒葩

…なんでもない!早く帰ろ✨

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