(希余)香坂 仁
ひと息吐いて背伸びをする。
今日は三人ほど
殺したときの話しを書いた。
思い出した記憶も、
一つの映像、
映画だと思えば
それほど恐怖も
嫌悪感も抱かなくなる。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
どうやったらこんな殺し方が思いつくのかと、
感心するほどだ。
(希余)香坂 仁
ただ、
いくつか気になる点があった。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
パソコンの画面を見て首を傾げる。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
しかし、
どれもピンと来ない。
別に香坂仁は他人との交流を避けているわけではないし、
人に見られたくないと思っている素振りも無い。
(希余)香坂 仁
本人が気が付いていないところの
精神状態。
(希余)香坂 仁
頭を大きく振る。
身体が入れ替わったとしても、
記憶を覗き見ることが出来るとしても、
香坂仁の思考はおそろか
深層心理まではわからない。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
思い出している事件も、
正直時系列がよくわかっていない。
被害者の着ている物で何となく
季節はわかるが、
これまで書いた十人近い被害者の殺された順番まではわからなかった。
もしかしたら、
この中に初めての殺人があるのかもしれない。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
だが、あの香坂仁だ。
不慣れな感じで人を殺すところなど
想像も出来なかった。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
香坂仁の幼少期の記憶や
学生時代の記憶すら
見たことが無かった。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
家族は?
生まれ故郷は?
学校は?
前の職場は?
住んでいるところは?
(希余)香坂 仁
考えて
背筋がゾワリとした。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
そんなことがあるのだろうか。
確かに古い記憶は忘れるモノだ。
思い出したくないこともあるだろう。
だが、
何も思い出せないということなど
あり得るだろうか。
学生時代のことを思い出せば、
うすぼんやりと校舎なり
友人なり
先生なり思い浮かぶはずだ。
それが、
何も、
何も浮かばない。
真っ暗。
(希余)香坂 仁
可能性はゼロではない。
不慮の事故や病気等で
記憶を失うことはあるはずだ。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
自分で言いながら
何故か笑みが零れ落ちた。
(希余)香坂 仁
そして、ため息を一つ零す。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
いつも行きつく先は同じである。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
独り言をごちゃごちゃ言いながら、
とりあえず、
入れ替わりモノの漫画や小説を元に
戻る方法のパターンから調べることにした。
・
・
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
ローストビーフを食べながら尋ねる。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
仁はじっと厚切りのローストビーフを見つめる。
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
まるで他人事のように仁は言う。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
仁はにっこりと微笑んで言った。
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
”普通に考えれば”と付け足したが、
仁は”うーん”と唸って首を傾げた。
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
仁はあっさりと言い放つ。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
そう言って浮かべた笑みは、
嘲笑。
確固たる自信があるようだった。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
さも当然というように言い放つ。
それは脅しでも、
冗談でも無い。
紛れも無い
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
そう言って心底楽しそうに微笑んで見せた。
その笑顔は、
楽しそうに人を殺しているときと
全く同じだった。
(希余)香坂 仁
すぐあることに気が付く。
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
(仁)瀧澤 希余
どこか安心したように息をこぼした仁は、ローストビーフを口に運ぶ。
(希余)香坂 仁
(希余)香坂 仁
・
・
コメント
5件
目を潰すのは、カメラが苦手な体質と関係がありそうですね。……元に戻れるのか、不安になってきました💦
戻れるんでしょうか?🍵