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○○side
今日も変わらず学校に行ってる
勉強は嫌いやけど、謙杜がおるから
楽しいんよ!
あ、教室に謙杜発見!!
「けん...」
あきら「長尾、大丈夫か、?」
長尾「う、うん」
なんか、体調悪いんかなー
いっつも大声出してんのに
ま、あきらが話してるから
今はそっとしとこ
授業、嫌やし屋上でも行こかなー
やっぱ屋上は最高や!!
風邪気持ちぃぃぃ!
バタンっ
うわ、誰か来た
バレたらやばいから隠れよっ
なんや、謙杜か!
「けーんーとっ!」
長尾「...」
「なんで無視するんよー?」
「そんなにしんどいん??」
長尾「...」
謙杜の目から涙がこぼれた
「大丈夫、?」
謙杜はしんどそうな顔じゃ無くて
辛そうな顔してる
「そんな顔せんとってよ?」
「なんかあったんやったら聞くで?」
長尾「もっと大切にすれば良かった」
長尾「もっともっと一緒に出掛けたりもっともっとふざけ合いたかった」
長尾「なんでなん、」
長尾「なんで、俺を置いていくん」
長尾「あの時、僕が○○の話を聞いてたら」
長尾「今も○○は僕の横で笑ってくれてたかな」
長尾「なんで、なんで、○○が死ななあかんねん、」
「あ、そっか」
「私、」
「死んだんや、」
私と謙杜の目から涙が流れた
そっか、思い出した...
長尾
○○
○○
長尾
○○
○○
喧嘩の原因はクラスの女の子の上履きが無くなったこと
その代わりにゴミがいっぱい詰め込まれてたらしい
長尾
長尾
○○
○○
この帰りに私は車とぶつかった
目に溜まった水のせいで
前がぼやけてたから
だから、
謙杜は悪くない
私がもっと強かったら
謙杜とちゃんと話をしてたら
あー、こんなこと考えても無駄や
もう、戻られへんねんから
でも、謙杜には笑顔で居て欲しい
「謙杜!」
私は泣いてる謙杜を抱きしめた
謙杜は気づかないかもしれないけど
ぎゅっと強く抱き締めた
謙杜「○○...?」
謙杜「もしもここに居るんやったら」
謙杜「ちょっとだけ僕に時間をくれる?」
「もちろん」
謙杜「あの時はほんまにごめん」
謙杜「○○がやってないって」
謙杜「○○はそんな人じゃないって」
謙杜「1番知ってるのは僕やのに」
謙杜「皆が○○の悪口を聞いてるのが辛くて」
謙杜「○○が謝ったら元に戻るかなって思って」
謙杜「酷いことばっかり言っちゃった、」
謙杜「ほんまにごめん」
謙杜「○○は僕のこと何も思ってなかったと思うけど」
謙杜「僕はずっと○○の事がすきやった」
謙杜「いや、今もずっと大好き」
「謙杜...」
「私も大好き‘’だったよ‘’」
「あー、早く伝えてたら良かった」
「大好きだよって」
「でも、もう私は謙杜の横には居られへん」
「だから」
「謙杜は、新しい人を見つけて?」
「ずっと空から見守ってるから」
神様、ありがとう
もう1度謙杜に会うチャンスをくれて
全ての後悔が無くなったわけじゃないけど
少し楽になれたから
「大切な時間はいつまでも続かないから」
謙杜「いつ失うか分からないから」
「私が」
謙杜「僕が」
○○・謙杜「もう一度人生をやり直せるなら」
『素直に思いを伝えたい』
『大好きだよって』