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【僕と兄さんの関係、{小湊家の話}】

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【僕と兄さんの関係、{小湊家の話}】

18 - 第二十六話 …アホになる奏と瓜生のメロンパン屋

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2023年06月22日

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翌日、僕は任務帰りに貴凛町へと来ていた

小湊奏

ヤバい、ここ数日でどっと疲れが出た…

抗争のことも考えて夜はほぼ寝ずにいたので、寝不足

最近は伊集院さんに稽古をつけてもらうことにして全身過労

強くなるためとは云え無理し過ぎた

小湊奏

夜任務に朝休暇って言葉、ありそうでないよな〜…

などと意味の分からないことを云うのも過労のせい

なので、少し休憩するために貴凛町に来てます

小湊奏

だるいし、公園行くかぁ…

小湊奏

あ"〜…腰いでえぇ…

ベンチに腰掛け、つい変な声が出てしまった

幸い誰も見てないからいいとしよう

小湊奏

(マジで、これからどうするか…)

小湊奏

(CODE-ELの方にも加担したいし…かといって羅威刃を放置はできん、でも虎徹達とも争いたくない…)

山積みとなった問題に押し潰されそうになり頭を抱える、

そうしていると、1人の男性が声をかけて来た

なぁアンタ大丈夫か?顔色すげぇ悪いけど…?

心配してくれたのか、男性が僕の隣にきて話しかけてくれた

小湊奏

あぁ、はい、大丈夫でs…

僕が顔をあげてその男性を見る、ついはっ、と声が出てしまった

小湊奏

え?は?しりゅ…いや、瓜生くん⁇

瓜生龍臣

え、?お前鳳凰…じゃなかった、奏か?どうしてここに、

小湊奏

それはこっちのセリフだよ…?

それもそのはず、彼は僕と同じく CODE-ELに居た人なのだから

彼の名前は瓜生龍臣、CODE-ELでは死龍と呼ばれていた最強の男だ

だがなんで彼がここに居るのかは疑問だった

この時の僕は瓜生くんが組織を抜けていることを知らなかったのだから

久々に会ったこともありつい話が弾んだ

そして抗争のことの相談などもした

瓜生龍臣

なるほどな、奏が所属している所も抗争中か…

小湊奏

そうなんだ…だからどうしたらどちらも協力できるか分からなくて…

小湊奏

困ったなぁ…

僕が困っていると瓜生くんも少し黙ってしまった

 だけど瓜生くんはすぐに切り替え、ベンチを立つ

瓜生龍臣

少し待っててくれな、すぐ戻る

小湊奏

え?、あ、うん

何を急いでいるのか、メロンパンカーの方へとかけて行った

小湊奏

小湊奏

はぁぁ…

またしても疲れで体が重くなり、大きなため息がでる

小湊奏

本当どーしよう…

丁度そのタイミングだった、瓜生くんが何かを手に戻ってきた

瓜生龍臣

丁度今日は店終いだ、ひとつあったから、お前にやるよ

そういい手渡してきたのはメロンパンだった

小湊奏

何故にメロンパン

瓜生龍臣

甘いものでも食べて元気出せばと思ってな、

瓜生くんはにっこりと微笑み、優しく声をかけてくれた

僕は手に持ったメロンパンに目をやる

小湊奏

(甘いもの、苦手なのだが…)

とは云えない、それにこれは瓜生くんの優しさだと思いこう云いかえす

小湊奏

ありがとうね、瓜生くん、

そして一口、メロンパンを食べてみる

そして次に感じたのは、感動というにふさわしいほどのもの

小湊奏

!うんまああぁぁぁっっ
なんこれええぇぇっ

小湊奏

(甘くてふんわりしてて、心があらわれるようやぁ、)

小湊奏

( ᐛ )…←(浄化されてまぅ〜、あれ?僕なんのためにケンカしてたんだっけぇ)

瓜生龍臣

お、おーい?奏?大丈夫か〜?

突然の優しさに包まれるような感覚に頭がアホになる

こんなに幸せな気持ちは兄さん達や皆んなと会った時以来だとさえ感じた

すっかり頭がぽかーんとなりしばらく幸せに浸ってました

あと帰りに箱でメロンパン買いました

小湊奏

あー、まだ頭ふわふわする〜、なんこれ、

疲れも悩みもとんで行くような気持ちに浸り、帰り道を進む

いつもよりも世界が明るく感じるとはきっと瓜生くんのおかげだ

小湊奏

(これでまた少し頑張れそうだ…)

そして僕は、いまの元気があるうちに この山積みの問題に向かおうと決めた

小湊奏

…瓜生くん達の方も、手伝わせてもらおうかな…

そして僕は改めてこの京羅戦争とCODE-ELの内部抗争へと協力を決意した

小湊奏

あ、その前に伊集院さんにメロンパンお裾分けしようかな

先にメロンパンを届けにいく僕であった、

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