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夜羅
何が飲みたい？
優希
…じゃあコーヒー…
夜羅
あら、9歳なのにそんなに大人なの？
優希
…夜羅は何歳なのさ…
夜羅
8歳
優希
1歳差じゃないか。
優希
…
夜羅
はぁ……
優心
ジュース！
夜羅
何ジュースがいいの？
優心
リンゴ！
優希
リンゴあったっけ？
夜羅
あるよ。ここに
優心
リンゴ！リンゴ！
夜羅
…言葉どれくらい覚えたの？
夜羅
知恵遅れなはずじゃない？
優希
…物覚えは早いんだ
夜羅
そうなの。
夜羅
きっと、活発な子になるわね
優希
多分ね
夜羅
楽しみだわ
5年が経ったある日
紫黯が新しい子を連れてきた
優希
……？
優希
(なんか妙な香り…)
優希
(紫黯と…誰だ…)
優希
(とりあえず…机の下に隠れとくか…)
？？
…誰も居ねぇじゃん
紫黯
えー……困ったなぁ…
？？
はぁ……
紫黯
とりあえず、座ってて
紫黯
俺ちょっと探してくる
？？
はいはーい
？？
……
優希
…(嘘でしょ…ちょー怖いんだけど…)
優希
(あの子誰…なんかヤンキーみたい…)
優希
(新しい子なのかな…)
優希
(また幼い子…)
優希
(多分…11歳くらいかな…)
優希
(捕まらないのかな…紫黯)
優希
(こんなに誘拐してるのに…)
優希
(……でも、親を殺させてる可能性も無くはないし)
優希
(…ここにいるのバレて話しかけられたらどうしよう…)
優希
(自己紹介すればいいのかな…)
優希
…(てかこれどれくらい待てばいいんだろ…)
僕は何時間待ったんだろう
気付いたら寝てしまっていた
優希
…zzZ
？？
……
？？
何時間待たせんだよｯ!!!!!
優希
ﾋｯ…
？？
あ？
優希
(まずいｯ)
優希
こ…ここｯ……来ないで…ｯ!!!!!
？？
…お前誰？
優希
もｯ……森…優希…ｯ
？？
…
優希
ﾋｲｯ……
？？
…w
？？
…ぶはっwwwwww
優希
…へ……ｯ……？
？？
あ〜wwwww
？？
おもしれぇ、よろしくな
優希
えぇ…っと、？
紫久怜
俺は光賀紫久怜
優希
……
紫久怜
そんなところで丸まってねぇでこっち来いよ
手を差し出された
優希
…うん…ｯ！
僕は掴んだ
紫久怜
綺麗な目の色してんなぁ
緑色じゃん
緑色じゃん
優希
君は、紫と黒だね
優希
オッドアイは〜
(なんかすんごいなんがい説明)
(なんかすんごいなんがい説明)
優希
わぁ〜…珍しいなぁ…
紫久怜
ぅ……
その時僕は反応を見ずに
ずっと喋っちゃったね
迷惑じゃなかった、？
ごめんね…喋りすぎて
緊張すると喋りすぎちゃうの……
また６年という月日が経った
僕は20歳になって、紫黯は容姿を変えた
紫黯
やっほ〜
優心
紫黯姉、！
優心
…？なんか違う…
優希
おかえりなさい…
紫黯
ただいま優希。
紫久怜
おー、ボスゥ！
紫久怜
髪型変えたのかぁ？
紫黯
そう、可愛いでしょ？
優心
可愛い、！
紫黯
ふふっ、ありがとう
優希
また新しい子、？
紫黯
まぁ、そうだね
紫久怜
……赤い目……
紫久怜
…はっ……まさかな…
優希
……？
僕はその言葉を聞き逃さなかった。
新しい子はもしかしたら 紫久怜の知り合いなんじゃないか と思った。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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