ゆあん
俺は赤城ゆあん、22歳。 今年からこの高等学校で教師を やることになり隣町の高等学校から 異動してきた。
入学式は既に終わり今日は始業式。 体育館には今年入学してきた 新1年生の生徒 進学した2年生・3年生の 姿が見える。
始業式が始まり毎年恒例のながーい 校長先生の話が終わった。 これに関しては生徒だけでなく 少なからず先生側も 同じことを思っている。
そして次のプログラム。 この学校全体で成績トップの生徒が 新1年生に向けてスピーチを する時間になった。 なぜかこの辺りから2・3年生が急に ザワザワし始めている。何で?
…まあそんなことは置いておいて……
この学校のトップ。 そこに当てはまるのは毎年 大体が生徒会長になるが 成績によってだから もちろん違う時もある。 今年は一体どんな生徒 なんだろう。
3年生は今年から受験の年になるし 頭のいい人なんて沢山いるんだろうな。 その中でもやっぱり いかにも頭良さそうなあの人かなぁ。 周りを見渡してみてそう考える。
あ、あの人とかな。 いや、こっちの可能性もありそう。 とちょっとしたゲーム感覚で 予想してみたりもした。
そして結局、あの人かなぁ…。と 3年生の眼鏡をかけている いかにも頭の良さそうな人が トップであろうと予想。 意外にも当たっている気がする。
そう、思っていたのに。
じゃぱぱ
ゆあん
まさかの2年生?! 3年生じゃなくて?!
俺の中ではだいぶ大きな衝撃だった。 …てことは、3年生の全員より 頭が良いってことだよな?? だとしたら普通にえぐすぎ笑
……てかさ。
なんかめっちゃイケメンじゃね? まわりの女子のほとんどが 色めき立ってるぞ? …さっきのザワザワもこれか。
ゆあん
1人で感化されていると。
ゆあん
急に後ろから声をかけられて 驚きながらも振り返った。
ゆあん
ゆあん
なおきり
彼、青葉なおきりは俺の幼馴染。 一緒に教師の道を目指してたんだけど まさか同じ年から同じ学校の教師に なるとは思ってなかったな。 なかなかの奇遇だ。
ゆあん
なおきり
ゆあん
なおきり
ゆあん
なおきり
ゆあん
なお兄は何か言いかけて、押し黙った。 何を言おうとしたんだろう?
実は教師として入ったのは2人とも今年 つまり同じ年からなんだけど この学校の知識については なお兄の方が持っている。 なぜならこの高校は彼の母校だからね。 幼馴染とはいえ高校は違かったから 俺はこの高校についてあまり知らない。
なお兄に色々聞けば分かるかも。
ゆあん
なおきり
なおきり
紫原もふ。 彼はなお兄の高校の頃の同級生で 俺らのように一緒に教師を 目指していたらしい。 同じ学校で働くわけだし 仲良くなりたいな。
ゆあん
なおきり
ゆあん
なおきり
ゆあん
なおきり
やっぱ幼馴染なのもあって なお兄との会話はスムーズに進む。 話しやすいから好きだな。 てか普通に心強いな、初日から。
なおきり
ゆあん
なおきり
ゆあん
なおきり
ゆあん
俺が言った''彼''は縁龍じゃぱぱのこと。 さっきのスピーチでも言ってたけど 俺が担任を受け持つ 2年3組にいるらしい。
なお兄が言ったたっつんって人の存在と 何か意味を含んだ応援の言葉には 引っかかるけど1番頭の良い人が居る クラスを受け持てるのは嬉しいことだ。 関わりやすい人だといいな。 今日から、精一杯頑張ろう。
そう張り切って一日を スタートさせた訳だけど……。
後にこの縁龍じゃぱぱという男の 本性を知る事となる。
コメント
8件
主、推すわ。 決めたからには推し続ける☆
待って…続きみたすぎる…フォロー失礼します