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デビルズパレス。会議室。

天の声

○○が知能天使に連れ去られた後、ベリアン達は一旦状況を整理するために屋敷に戻って来ていた。

ルカス

えっと〜、何から話せばいいんだろう…。

ユーハン

主様が…、、知能天使に攫われました。

ルカス

そうだね。

ルカス

それも、私達全員の目の前で。

バスティン

俺達の行動次第で主様の生死が決まるのか?

ルカス

知能天使がそう言っていたから、そうだろうね。

フェネス

ということは、今もどこからか俺達を見ているということですか?

ルカス

そうなんじゃないかな…?

ベリアン

…。

フルーレ

主様、大丈夫かな…?

ハナマル

まぁ、そんなすぐに殺しはしないだろうよ。

テディ

そ、そうですよね!!

ベリアン

皆さん…聞いてください…。

バスティン

ん…?

ユーハン

はい。

天の声

それまで暗い表情をし、固く口を閉ざしていたベリアンが口を開いた。

ベリアン

皆さん…、主様を助ける方法。

ベリアン

私なら、主様を助けることができるかもしれません。

テディ

え?

フェネス

え…?

フルーレ

え?

ハウレス

へ…?

ラムリ

え!?

アモン

本当っすか!?ベリアンさん!!

ベリアン

はい…。

フルーレ

本当に主様が助けられるんですね!!

フルーレ

良かったぁ〜…

ラト

なぜ、そう言い切れるのですか?ベリアンさん。

ベリアン

…。

ラト

フム、私には思いつきませんね。

フルーレ

ちょ、ラト!!

ラト

一体、どんな方法なんです?

ベリアン

…先に謝らせてください。皆さん。

ベリアン

本当にすみません。

バスティン

どういうことだ?ベリアンさん。

ベリアン

言い訳になってしまいますが、私は皆さんを騙していた訳ではありません。

ハウレス

騙す…?

ベリアン

ずっと隠していてすみません。

ベリアン

私、堕落してしまった天使なんです。

天の声

そう言うと、ベリアンは本来の姿"天使"へと身なりを変えた。

天使ベリアル(ベリアン)

対話も可能なので、今では知能天使に分類されるでしょう。

ナック

なっ、、

フルーレ

え…、、

ラムリ

嘘、、

ボスキ

マジか…

ハナマル

おいおい、冗談キツいぜ?

天使ベリアル(ベリアン)

残念ながら冗談ではありません。

ルカス

色々質問したいところだけど、確かに主様を助けられそうだね。

天使ベリアル(ベリアン)

話が早くて助かります、ルカスさん。

天使ベリアル(ベリアン)

私は決して皆さんを裏切ったりなど致しません。

天使ベリアル(ベリアン)

天使の言うことなど信じ難いでしょうけど…。

天の声

それまで黙っていたミヤジがポツリと零した。

ミヤジ

私は信じるよ。

天使ベリアル(ベリアン)

え…?

ハウレス

俺も信じます。

アモン

俺もっす!!

テディ

俺も!!

ユーハン

私もです。

ハナマル

俺もだ。

ラト

えぇ、私もです。

天使ベリアル(ベリアン)

皆さん…。

ルカス

どんな訳があって堕落して、悪魔と契約して悪魔執事になったのかは分からない。

ルカス

それでも長年の付き合いだから、もちろん私もベリアンを信じるさ♪

ルカス

主様をよろしく頼むよベリアン。

天使ベリアル(ベリアン)

はい。

天使ベリアル(ベリアン)

ありがとうございます、ルカスさん。皆さん。

天使ベリアル(ベリアン)

ただ、私は1度堕落した身です。

天使ベリアル(ベリアン)

チャンスは1度だけだと思われます。

天使ベリアル(ベリアン)

ですが、他の天使達にもう手出しはさせません。

天使ベリアル(ベリアン)

堕落した身で自分で言うのもあれなのですが、力は今確認されている知能天使達よりは遥かに上だと思います。

天使ベリアル(ベリアン)

私が天使だった頃、あのような知能天使は居りませんでした。

天使ベリアル(ベリアン)

とはいえ、遥か昔の話ですが…。

バスティン

ベリアンさん、俺達は翼も無ければ空を飛んで主様を助けることは出来ない。

バスティン

だから、主様をよろしく頼む。

ロノ

俺からも頼みます、ベリアンさん。

天使ベリアル(ベリアン)

バスティン君、ロノ君…。

ラムリ

ベリアンさんが天使だったのは驚きだけど、主様を助けられるのがベリアンさんしか居ないから僕からも頼みます!!

テディ

任せましたよ、ベリアンさん!!

天使ベリアル(ベリアン)

ラムリ君にテディさん…。

天使ベリアル(ベリアン)

皆さん、本当にありがとうございます。

天使ベリアル(ベリアン)

善は急げって言いますからね、今すぐ主様を奪還しに行って参ります。

ルカス

その方が良いだろうね♪

ルカス

私達は、主様と"ベリアン"の帰りを待っているよ。

天使ベリアル(ベリアン)

…!!

天使ベリアル(ベリアン)

はい、ありがとうございます。

天の声

ルカスの言葉を聞いたベリアンは、どこか安心したような表情を浮かべそのまま空へと飛び去って行った。

天の声

…。

天界。

中の人です。 悪魔"ベリアル"についてです。 堕天使になる前の名前も違った らしいです。 堕落した理由は、詳しくはこの話では 載せません。 私、理由知った時にあのベリアンからは 想像もつきませんでしたw いつも、"礼儀作法を…"とか "品のある言葉を…"とか言ってるのに。 ネットで軽く調べただけですので、 どれが正解なのかは分かりません。 あと、本ゲームの中の話とは 展開的に全く違います。 そこは、暖かい目でお願い致します。 それでは…

天の声

ベリアン達が屋敷で会議しているのと同時刻。

天の声

攫われた○○はと言うと…

○○

うっ、、

○○

ん…、、?

○○

えっ!?、、何ここ…?

ジャラ

○○

何この鎖…

○○

ウ"ゥゥゥゥ"""ッ…と、、

○○

ダメだ…、力を込めても全然この鎖取れないや…

天の声

○○は、布団に寝かせられ鎖で両手を拘束されていた。

○○

早く、皆の所に行かないと…

セラフィム

おや?

セラフィム

目が覚めたみたいだね、悪魔執事の主。

○○

知能天使!?

セラフィム

あぁ、そうだよ。

セラフィム

名は"セラフィム"と言う。

セラフィム

他にも知能天使は居るから、名前で呼んでくれて構わないよ。

○○

ここはどこなの?

○○

私の手にある、この鎖はなんのために?

○○

皆はどこなの?

○○

私をどうする気なの?

セラフィム

困惑しているんだね。

セラフィム

そんなに一気に質問しなくてもきちんと、全て答えるさ。

セラフィム

ここは、我々の世界の"天界"だ。

○○

天界…?

セラフィム

そう。

セラフィム

人間が言うところは、"天国"になるのかな?

セラフィム

その手につけてある鎖は、君が逃げ出さないためにね。

○○

私が逃げ出さないために?

セラフィム

念の為ね、念の為。

セラフィム

君が逃げ出して、他の天使が君を消したりしたら大変だからね。

○○

私を他の天使から守るため…?

セラフィム

さぁ、それはどうだろうね。

セラフィム

そして悪魔執事なら、元の世界に全員居るはずさ。

○○

皆、無事なの?

セラフィム

そうなんじゃないかな?

セラフィム

特に手出しはしてないしね。

○○

そう…なんだ…。

セラフィム

それで、最後の質問ね。

セラフィム

1番気になっているであろう質問。

セラフィム

理由はね、実は私も知らないんだ。

○○

え?

セラフィム

ケルビムの思いつきだからね。

セラフィム

詳しくはケルビムに聞いてくれ。

○○

ケルビム?

セラフィム

そうそう。

ケルビム

誰か私を呼んだ?

セラフィム

お、丁度いい所に来たねケルビム。

○○

ケルビム、私をなんのためにここに連れてきたの?

ケルビム

ん?

ケルビム

あぁ、気になるかい?

○○

当たり前でしょ!!

○○

突然攫われて、こんな鎖で固定されて知らない所に連れてこられて!!

ケルビム

わぁ、元気だね。

○○

呑気なこと言ってる場合じゃない!!

○○

私を元に帰して!!

ケルビム

それは、出来ないね。

○○

…何で?

ケルビム

悪魔執事の主を攫った理由はね、君のところの悪魔執事に"ベリアン"という名の執事が居るだろう?

○○

居るけど、ベリアンがどうしたって言うの?

ケルビム

今回君を攫った訳には、その"ベリアン"いや。

ケルビム

"ベリアル"という堕天使が深く関与しているのさ。

ケルビム

天界に居た頃の名は"サタナエル"と言うんだ。

ケルビム

堕天使となり、魔界に行き悪魔となり名も変えその名が"ベリアル"と言うのさ。

ケルビム

噂によれば、"サタン"とも呼ばれているらしいね。

ケルビム

天界に居た頃の名が"サタナエル"だから名前を使い分けているだけなのかもしれないが。

ケルビム

まぁ、彼は悪魔でもあり天使でもあり人間でもあるから詳しくは私も知らないね。

○○

…。

天の声

一瞬○○は、何を言われたのかよく分からなかった。

天の声

だが、その言葉の意味を理解しようと口に出した言葉が…

○○

…え?

天の声

○○は、頭が真っ白になっているであろう。

天の声

その事を見越してケルビムが、○○に1から全てを説明した。

ケルビム

今こそ、ベリアルは名を変えて"ベリアン"と名乗り君の悪魔執事となっているだろう。

ケルビム

堕天使でありながら、悪魔と契約するなんて私も驚きだよ。

ケルビム

いや、契約と言うより自身が悪魔だから自分で悪魔の力を使ってるだけなのかもしれないね。

ケルビム

本来、天使と悪魔は敵対しているはずだからね。

ケルビム

いや〜、驚きだよ。

ケルビム

"サタナエル"は、天界ではかなり上位の天使でね。

ケルビム

ここに居る私達3人の知能天使よりも、実力は遥かに上だね。

ケルビム

私達3人よりも先に神によって創造され、生まれたわけだからね。

ケルビム

悪魔は、姿を変えることが出来る。

ケルビム

装いだけかもしれないがね。

ケルビム

なぜ、そんな彼が堕落してしまったのかは分からない。

ケルビム

だが、私たちよりも力はあることには変わりは無い。

ケルビム

だから、君を攫って"ベリアン"に天使の姿へと強制的に戻ってもらい"サタナエル"としてここに来てもらうのさ。

○○

​───ッ、…。

○○

り、理由は分かった…。

○○

つまり、私は囮って訳ね。

ケルビム

そ、流石だね。

ケルビム

悪魔執事の主は、理解が早くて助かるよ。

○○

それで、ベリアンに何をさせる気なの?

ケルビム

彼は私達には持っていない力を持っている。

ケルビム

だから、その力を少しだけ使わせてもらおうと思ってね。

○○

一体、何のために…?

ケルビム

それはね​──

スローン

知能天使の数を増やすためだ。

ケルビム

ハァ、何で私が答えるよりも先に言うのかな?

スローン

別に良いだろ。

スローン

そんなもん、端から話を聞いていれば誰でも分かる事だ。

ケルビム

あぁ、そう。

セラフィム

それは、良い案だねケルビム。

ケルビム

だろう?

○○

全然良くなんかない!!

○○

ベリアンにそんなことは、させられない!!

セラフィム

それはどうだろうね。

○○

え…?

セラフィム

こっちは、君を人質に取っている以上…彼は私達の指示に従うと思うけどね。

○○

ッ…、、

○○

…。

スローン

何だ?

スローン

突然静かになったな。

ケルビム

自分の不甲斐なさに打ちのめされているんじゃないかな?

スローン

あっそ。

スローン

そんなの知ったこっちゃねぇな。

スローン

まぁ、でもこの娘は利用価値はあるにはあるのか……。

○○

​──ッ!!

○○

人を物みたいに言わないでッ!!

スローン

ウッ!!

ケルビム

ッ…

セラフィム

天の声

○○は、大声で言ったのでそれがあまりにもうるさかったのかスローンとケルビムは指で耳を塞ぎセラフィムはその長い翼で耳を塞いだ。

バサッ

○○

んッ…、、

○○

(目を開けていられない。凄い、風が…)

天の声

その場に突風が起きた。

天使ベリアル(ベリアン)

ここに来るのは何万年ぶりでしょうね。

天使ベリアル(ベリアン)

そこに居る、知能天使の3名…。

天使ベリアル(ベリアン)

私の大切な主様を攫って、何事ですか?

天の声

ベリアンが突然、現れた。

○○

ベリアンッ!!

天使ベリアル(ベリアン)

主様!!

スローン

おっと、おい娘。

ジャラ

○○

ウッ…、、

スローン

誰が勝手に逃げていいと言った?

スローン

誰も言ってねぇよなぁ"!?

スローン

あぁ"?

セラフィム

ちょっと、スローン。

セラフィム

強く当たりすぎだよ。

セラフィム

この子は大切な人質だから、丁寧に扱ってね。

スローン

チッ…

ケルビム

ハァ…、お見苦しい所をお見せして悪かったね。

ケルビム

"サタナエル"様。

天使ベリアル(ベリアン)

敬称はどうでもいいです。

天使ベリアル(ベリアン)

主様を返して頂きたい。

ケルビム

素直には返すことは出来ませんね。

天使ベリアル(ベリアン)

でしょうね…。

天使ベリアル(ベリアン)

大凡の目処は付いていますよ。

天使ベリアル(ベリアン)

堕落し、悪魔ともなった"堕天使"の私をどうするおつもりで?

天使ベリアル(ベリアン)

力ずくで主様を奪還することも可能です。

天使ベリアル(ベリアン)

ですが、そうした所で黙って引き下がる訳もないですよね?

ケルビム

えぇ。その通りです。

ケルビム

流石は、"サタナエル"様です。

ケルビム

堕落していなければ、神になれたでしょうね。

ケルビム

実力もトップでしたからね。

天使ベリアル(ベリアン)

…神にはなれていたでしょうね。

天使ベリアル(ベリアン)

ですが、そのような昔話は私自身が灰にしました。

天使ベリアル(ベリアン)

それは、私の起こした問題ですのでお気になさらず。

天使ベリアル(ベリアン)

…。

天使ベリアル(ベリアン)

それで、私の要件はなんですか?

天使ベリアル(ベリアン)

主様を無事に返して頂けないのなら、私は容赦なく貴方達3人を消しますからね。

スローン

だろうな。

スローン

ここに来た時から、殺気がすげぇ伝わるからな。

天使ベリアル(ベリアン)

おや?そうですか。

天使ベリアル(ベリアン)

消していたつもりでしたが、久方ぶりの姿ですので上手くいきませんね。

ケルビム

頼みたい要件ですが、"知能天使"の数を増やして頂きたいのです。

天使ベリアル(ベリアン)

(ハァ…、やはりそうでしたか…。)

ケルビム

私達だけの力では、"スローン"を創り出すことは出来ましたがかなり時間が掛かってしまい中々上手く知能天使を創り出すことが出来ません。

スローン

その説はどうも。

セラフィム

あまり感謝されていないような気もするね。

ケルビム

創り方間違えたかな?

ケルビム

…まぁ、増えて損はないね。

天使ベリアル(ベリアン)

私に何人創らせるおつもりで?

ケルビム

5人くらい創ってもらえれば、すぐにこの悪魔執事の主を返しましょう。

○○

ダメだよベリアン!!

○○

私の事はいいから​──

天使ベリアル(ベリアン)

いえ、主様には数え切れないほどの御恩があります。

天使ベリアル(ベリアン)

私は、主様を無事に救いたいだけです。

○○

でもッ

天使ベリアル(ベリアン)

お任せ下さい。私の事なら平気ですので。

天の声

ベリアンは、何かを企んでいるような…。そんな笑みを浮かべた。

○○

…?

天使ベリアル(ベリアン)

分かりました。知能天使を5名創りあげればいいのですね。

ケルビム

受けてくれるのですか?

セラフィム

是非、頼むよ。

天使ベリアル(ベリアン)

すぐに創り上げて、主様を返していただきますからね。

ケルビム

えぇ、それは約束しますよ。

天使ベリアル(ベリアン)

…。

天使ベリアル(ベリアン)

それでは、さっさとやりますか…。

天使ベリアル(ベリアン)

​──────。

天使ベリアル(ベリアン)

(さて、少しだけ細工を施しておきましょうか。)

天使ベリアル(ベリアン)

(私だけにしか解けないようにするので、少々骨が折れますね…。)

天使ベリアル(ベリアン)

(あの、知能天使にも創り出す知能天使を使いこなせないことはないでしょうし。)

天使ベリアル(ベリアン)

(気づかれないでしょう…。)

新たな知能天使

…。

新たな知能天使

…。

新たな知能天使

…。

新たな知能天使

…。

新たな知能天使

…。

天使ベリアル(ベリアン)

フゥ…、こんなものでしょうかね。

新たな知能天使

私を生み出したのは、貴方ですか?

新たな知能天使

随分、賑やかな面子ね。

新たな知能天使

わぁ、翼がある…。キラキラしてて、私は嬉しいわ。

新たな知能天使

…。

新たな知能天使

何だこいつらは。

セラフィム

わお、これまた凄い個性豊か…。

スローン

これで楽になりそうだ。

ケルビム

…きちんと、5人居ますね。

ケルビム

ありがとうございます。"サタナエル"様。

天使ベリアル(ベリアン)

ご満足頂けたのなら、主様を返していただきます。

ケルビム

お約束でしたからね。

セラフィム

楽しめたから、ありがとうね。悪魔執事の主。

スローン

また、遊ぼうな悪魔執事の娘。

○○

遠慮しておきます。

ガシャン

○○

あ…、、

○○

手の鎖…

ケルビム

手荒な真似をしてしまって、悪かったね。

ケルビム

また会えるのを楽しみにしているよ。

○○

もう、二度と会わないのを心から祈っておきます。

天の声

○○は、無事に手の拘束を解かれベリアンの元へと駆け出した。

○○

ベリアンッ!!

天使ベリアル(ベリアン)

ご無事で良かったです…!!主様。

○○

ありがとう、ベリアン!!

天使ベリアル(ベリアン)

ここに長居は不要です主様。

天使ベリアル(ベリアン)

恐縮ですが、私の肩に腕を回して頂けますか?

○○

え?

○○

えっと、こんな感じ?

天使ベリアル(ベリアン)

はい。ありがとうございます。

天使ベリアル(ベリアン)

…っと。

○○

わっ!?

天の声

ベリアンは軽々と○○を抱き上げると、大きな翼を広げ羽ばたいて天界を後にした。

天の声

…。

屋敷付近の場所。

天使ベリアル(ベリアン)

よし、ここら辺まで来れば大丈夫でしょう…。

天の声

ベリアンは、屋敷付近の所まで来ると優しく○○を降ろし羽を終い、元の姿へと戻った。

ベリアン

主様、危険な目に遭わせて申し訳ございません。

ベリアン

私のことは、彼らからもうお聞きになられましたでしょうか…?

○○

うん…。

ベリアン

そうですか。

ベリアン

今まで、黙っていて申し訳ございません。

ベリアン

騙していたつもりはございません。

ベリアン

堕落した理由は、この人間界に任務で降りてきた時にちょっとしたミスを犯してしまいまして。

ベリアン

そのことがキッカケで、天界を追い出されてしまい魔界へと堕ち天使から悪魔となり名が"ベリアル"となりました。

ベリアン

今の私の名はただ改名しただけです。

ベリアン

本来の姿は悪魔そのものなんです…。

ベリアン

人の姿をしているのは、そう装っているだけなんです。

ベリアン

私が居た頃の天界は、人間を消し去ったりするなど事例がございませんでした。

ベリアン

ですので、私も悪魔となった身でかつての仲間を皆さんと一緒に倒しておりました。

ベリアン

本当に申し訳ありませんでした…、主様。

○○

事情は分かったけど、どうして謝るの?ベリアン。

ベリアン

結果的には、皆さんを騙していたことになります。

ベリアン

ですので​──

○○

謝る必要は無いんだよ、ベリアン。

ベリアン

え…?

○○

事情なんて、人それぞれ抱えているでしょ?

○○

もちろん、私も色々な事情があるし皆もあるはず。

○○

ベリアンの事情は、ちょっと特殊なだけだよ。

○○

それに、ベリアンは私をこうして助けてくれた。

○○

…そうでしょ?

ベリアン

はい…。

○○

だから、ベリアンは何も悪くないから謝らないで。

○○

ね?

天の声

○○は、俯くベリアンの顔を覗き込んで微笑みながらそう言った。

ベリアン

主様…。

ベリアン

ありがとうございます…。

天の声

俯いていたベリアンは顔をあげ、安心したような表情を浮かべた。

天の声

そんなベリアンに、○○は気になっていいたであろう質問を投げ掛ける。

○○

そういえばベリアン、あの5人の知能天使この世界に来たら私達、倒さなきゃだよね…?

ベリアン

そこは、ご安心ください。

○○

え?

ベリアン

あの3人の知能天使達にバレないように、私が新しく生み出した5人の知能天使には細工を施してあります。

○○

細工…?

ベリアン

はい。

ベリアン

対話も飛ぶことも可能ですが、攻撃と人を消すことは出来ないようにしてあります。

ベリアン

あの3人でも解くことは出来ないかと。

○○

え!?

○○

いつの間に!?

ベリアン

はい。慣れない事でしたので、少々大変でしたけど出来ないことではありませんでした。

○○

そうなんだ!!

○○

良かった〜、ありがとうベリアン!!

ベリアン

いえ、私も天使ではありますが"人を消す"など賛同しかねますので。

ベリアン

これからも、天使の殲滅のお力添えを願います。主様。

○○

うん!!

○○

任せて、ベリアン!!

ベリアン

はい。

ベリアン

それでは、皆さんを安心させるためにも屋敷へ戻りましょうか。

○○

そうだね!!

天の声

○○の底知れない優しさに、驚きながらもその優しさに安心させられたベリアン。

天の声

2人は、屋敷で待機している皆を安心させるべく屋敷へと戻って行った…。

天の声

〜END(ハッピーエンド)〜

天の声

…。

中の人です。 ハッピーエンドを最後まで、 お読み頂きありがとうございます!! ベリアンが堕落した理由を詳しく 伏せたのは訳があります。 ただ、私がベリアンの口から言わせたく なかっただけです。はい。 堕落した理由が気になる方は、コメントで 言って頂ければ伝授致します!!w 話的には、バットエンドが残っておりますのでそちらも是非!! いや、読め!!読んでくれ!! 誰も死んだりはしないから!! ベリアンがヤンデレみたいに なってるから、見てくれ!! 以上だ!! 感想くれればめっちゃ喜ぶよ私。 お知らせ!! この"ベリアン元天使説…"で、あまりにも長すぎて飽きちゃうから息抜きに書いてた "ネタ"ストーリーもあるから "暗めの話の後にネタは良いよなぁ⤴︎︎︎" 投稿されてたら見てねん!! 言いたいことは以上だ。 さらばだ!! by作者

ベリアン、元天使説は本当だった世界。

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コメント

67

ユーザー

んふッ 最高すぎました.ᐟ.ᐟ.ᐟ 師匠をテラーの多くの人達から見つけられて良かったと心から思いました🥲 これからも師匠のこと応援してます.ᐟ.ᐟ.ᐟ おべりのヤンデレ見てきます.ᐟ.ᐟ.ᐟ 長文失礼しました🙇‍♀️

ユーザー

ご教授願います!!!! (訳:(堕落した理由を)教えてください)

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