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ふと机の上を見ると
広げてあった勉強道具が片付けれていた
お粥が置かれていた
母が作ってくれたのだろうか
お粥と梅干しが置いてある
湯気がもあもあと蒸発する
お粥を手に取り
優羽
と言いながら口の中に駆け込む
母の作ったお粥は優しくて ちょっぴり涙が出た
優羽
お粥を食べ終えると、 もう一度熱を計ってみる
ピピピッピピピッ
優羽
優羽
優羽
これでゆっくり眠れる
おやすみなさい
彼が暗そうな顔をして こちらに向かってくる
いつもと違うあなたを見るのは 少し辛かった
辛い気持ちを隠し 平然を装った
真剣な顔をしてこちらを見て喋り出す彼
柊羽
柊羽
柊羽
そんな寂しそうな顔しないで
こっちまで寂しくなるよ
優羽
戸惑いを隠せない私
それを気にせず、彼は喋り続けた
柊羽
柊羽
柊羽
柊羽
柊羽
柊羽
柊羽
優羽
辛くて苦しくて
瞳にはいっぱいの大粒の涙が 溢れだしそうだった
そんな私をぎゅっと抱きかかえて
優しくハグをしてくれた
でも、顔を見る気にはなれなかった
きっと見てしまえば、泣いてしまうと 分かっていたから
彼の広い胸に顔を寄せ
少しばかりか、涙が溢れた
そんな私を見た彼は
大きなゴツゴツした手で涙を拭き にこりと笑った
優羽
優羽
大きなゴツゴツとした手で涙を拭いて 貰うと
不思議と涙はピタリと止まり 自然に笑顔を出せた
柊羽
柊羽
幼稚園ぶりに聞くその言葉は どこか懐かしい気持ちだった
指切りげんまん嘘ついたら 針千本のーばす 指切った
ふふふ
2人で見つめ合うと
少しばかりか彼の瞳から一滴の雫が こぼれ落ちていた
柊羽
慌てて彼は手を目に当てて ゴシゴシとする
私はそっと彼の腰に手を回し
耳を胸に近づける
彼の心臓はドキドキと止まることを知らない
まるで、彼が現実世界にいるような そんな音色を奏でていた
お昼間に会えないのは辛いけれど
それでもあなたに会えることが 何よりも嬉しかった
でも、お昼間に会ったこと 1度もないんだけどね
辛いと思う前に 考え方を変えることにした
近距離から遠距離になったと思えば
いいんだと思ったそんな話だよね
会えないのは確かに辛い けど、二度と会えなくなるのは絶対いや あなたのためにぐっと我慢した
目を覚ましてみれば
また現実世界に戻されていた
ピコン
スマホから音が鳴る
琉楼
琉楼
琉楼
琉楼
優羽
優羽
優羽
優羽
琉楼
琉楼
琉楼
優羽
優羽
琉桜はやっぱり優しいな
友達の心配をしてくれるように なるなんて
やっぱ持つべきものは友達だな
優羽
優羽
優羽
優羽
優羽
急いで勉強に取り掛かった
今回はここまで
いやー
優羽ちゃん
親のありがたみ少しはわかってきたのかなって感じがしますね
柊羽くんが伝えた衝撃の事実
はたして
優羽ちゃんは守れるのか
守れないのか
次回
第9話
どうぞお楽しみください
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