義母
ソフィア
ここは拷問部屋だ
昔はよく言葉選びを間違えてここへ送られ あらゆる拷問を経験した
この家の中で私が1番よく居た場所かもしれない
義母
義母
ソフィア
パンッ
義母
義母
義母
義母
ソフィア
義母
コト コト コト
私の前のテーブルの上にはコップが3つ置かれた
義母
義母
ソフィア
私は1番右を手に取り一気に飲み干した
義母
ソフィア
毒を慣らすということは
今回手に入れた毒は下手したら死ぬということだ
このタイプの拷問は定期的にやってくる
その度に私はひとつの毒の耐性を得る
私にとってこれは拷問というより訓練
苦しんでる演技をすれば義母は喜び満足する
私にとっては1番楽な拷問だ
逆に1番嫌な拷問は何か
その答えは明確
性拷問だ
人間の三大欲求のひとつなだけあり
その行為に対する人の執着は異常だ
当時たった10歳だった私は 急に拷問部屋にやってきた男に襲われ
散々だった人生の中で1番の屈辱を味わった
その後も何回か同じようなことがあったが
何も聞かず、何も感じず 心を無にする術を覚えたので行為中の記憶は無い
最初の1回だけがトラウマとなり 今でも頭に残っている
あんな行為をまたしたいと思える人間の脳は どうかしている
義母
義母
ソフィア
義母
義母
また毒を一気に飲み干した
義母
義母
ソフィア
義母
義母
義母
義母
義母
義母
ソフィア
義母
義母
ソフィア
毒の濃度が濃くなるにつれ液体はドロドロとしていて 飲み込む時に喉が拒絶する
義母
ソフィア
義母
義母
ソフィア
義母
ソフィア
ソフィア
義母
義母
ソフィア
ソフィア
ソフィア
義母
ソフィア
義母
義母
義母
ソフィア
義母
ソフィア
ソフィア
スプーンを手にし、カレーを口に入れた瞬間
全身に衝撃が走った
義母
義母
義母
ソフィア
ソフィア
義母
ソフィア
ソフィア
ソフィア
義母
義母
義母
ソフィア
ソフィア
義母
ソフィア
義母
ソフィア
義母
義母
義母
ソフィア
義母
ソフィア
義母
ソフィア
ソフィア
ソフィア
義母
義母
義母
ソフィア
義母は知らない
自分が育てられている側だということを
私のおもちゃとして着実に育ってきてるということを
義母
義母
義母の手には少しの液体が入った試験管
私が飲んでいたものとは打って変わり 赤くサラサラとした液体だった
義母
ソフィア
私は試験管をグイッと上向きにして 毒を一気飲みした
ソフィア
義母
ソフィア
ビチャ ビチャ ビチャ
大粒の雨が上から降ってきたような音が聞こえると
私の足元は血の海に変わった
義母
義母
ソフィア
ソフィア
吐き気とはまた違った感覚が私を襲い 口に血が溜まっていく
止めようと口に手を抑えてみるが 何の役にもたたなかった
ビチャ ビチャ
ソフィア
義母
私が義母の顔を見たその時
ドクン
と体中が熱くなっていき 私は膝から崩れ落ちてしまった
ソフィア
義母
義母
義母
ソフィア
義母
義母
義母
義母
義母
ソフィア
義母
義母
その言葉を最後に私は気絶してしまった
ソフィア
嫌な夢を見た
義家族のことは 普段からなるべく思い出さないようにしていたのに
夢に出てきてしまっては防ぎようがない
ソフィア
ソフィア
ソフィア
頭で呪文のように何回もその言葉を唱える
そして念能力で酸素を増やし深呼吸すると落ち着ける
何度この念能力に助けられたことか
ソフィア
ソフィア
私はオーラをこのアジト内に伸ばし 動かずとも人を探せる
ソフィア
ソフィア
ソフィア
ソフィア
ソフィア
マチ
マチ
ソフィア
マチ
マチ
ソフィア
ソフィア
マチ
ソフィア
マチ
マチ
ソフィア
ソフィア
マチ
ソフィア