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…あれ…なんだろう…
勇気
…世界が、回った様に見えた。
…いや、違う。
私が回りながら落ちているからだ。
あーあ。これはもう駄目だな。
勇気
私は勢いよく地面に叩きつけられた。
そして…
何のんきにねてるの…？
君が目覚めないと、悲しむ人がたくさん居るんだから、
ほら、早く起きてよ。
勇気
勇気
勇気
その子があまりに悲しそうに言うので、胸が苦しくなってくる。
なんで私は忘れてしまったの…？
勇気
勇気
私はとっさにその子から目をそらしてしまった。
すると、空にきらきらと光る数多の星達が目に映る。
勇気
勇気
勇気
夢、だったのかな…？
それよりも、すごく怖い事があるのだ。
わからない。
どうしてだろう。わからない。
ここは、どこだ？
