これは、俺………金豚きょーが、 堕天使になる前のことだった
ここは、天使界の学校
先生
きょー
先生
俺は運動も勉強もできて、 リーダーシップもある、まさに先生の理想の生徒をそのまま映したような 生徒だった
ただ、素直に凄いと認めてくれる者もいれば
えー、またきょーが先生に褒められてるよー うざっ 俺もあんな問題出来んのにな〜
きょー
こんな感じに目立ってる俺を罵倒する奴らもいた
知ってた?悪魔系より、天使系の方が治安悪いんだよ(笑)
きょー
それが俺の夢だった
ただ、世界はそんな上手くいかない
学年最強でいることは苦ではなかった
あれ?学年最強って…… 意外とらっだぁと俺って似たような所があるんやなww
とにかく、天使界の学校では 『学年最強』だった
モブ
きょー
クラスでは俺を嫌ってる奴もいたが、 快く慕ってくれる奴もいた
ただ、『心からの親友』という者は いなかった
モブ
きょー
もう一度言おう
俺は優等生だった ただ、正義感も強かった
俺の正義が悪になるってことも 知らずにね(笑)
きょー
きょー
モブ
クラスメイト
モブ
きょー
モブ
クラスメイト
きょー
いじめ、
そう感じた。いや実際、凶悪ないじめだった
虐められていたクラスメイトは あまり成績が良いとはいえなかった
きょー
悩む必要なんてなかった
きょー
モブ
クラスメイト
扉を開けると、数人がかりで 1人を虐めていた
その子はボロボロで今にも泣きそうな顔をしていた
モブ
モブ
………俺の中で何かが切れた
きょー
モブ
きょー
きょー
モブ
モブ
モブ
きょー
ピーポー ピーポー
きょー
俺はいつの間にか転げ落ちた死体を 優しい目で見ていた
きょー
治安のいい天使界をつくりたい
そんな世界に一歩近づいた
俺は暫く壊れた玩具のように電池が 切れるまで笑い続けた
クラスメイト
クラスメイト
正義と犠牲は紙一重だ
俺は少しの正義を勝ち取ったが
気づくと人を殺め、 人に恐れられ、
黒い翼を持つ堕天使になっていた
堕天使になったので家では勿論のこと
母
きょー
バシッ
きょー
母
母
きょー
街を歩くだけでも
えっ!?堕天使!? は?なんでこんな所にいるんだよ 悪魔界に帰ればいいのに あんな奴がいるから治安が悪くなるんだ
居なくなれ
いなくなれ!
きょー
色々な人に悪口を言われる
なんなら石を投げつけるやつもいた
でも、まあ
前々から決意はあったんだけどね
これから、いなくなるから
きょー
自殺の名所
きょー
手足が震える。
けど、こんな所に居ても苦しいだけだ
目を瞑れば怖くない
そうやって、足を一歩踏み出した時 だった
コンタミ
きょー
こいつは………クラーケン?
なんで?天使界なのに?
コンタミ
きょー
コンタミ
きょー
コンタミ
コンタミ
きょー
コンタミ
きょー
コンタミ
コンタミ
クラスメイト
きょー
そこには俺のことを快く慕ってくれた、特に仲の良かったクラスメイトがいた
もしかしたら、こいつは……
他の奴らとは違って、居場所を作ってくれるかもしれない
だが、そんな甘い考えはすぐに崩れた
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
きょー
きょー
コンタミ
コンタミ
クラスメイト
コンタミ
クラスメイト
そう言って戦闘体系になった
きょー
見えなかった
いつの間にか天使は泡を吹いて 気絶していた
コンタミ
きょー
こいつは、強い
そう思った。 ……いや、そう思わされた
コンタミ
コンタミ
きょー
え?何こいつ、怖い怖い怖い怖い!
コンタミ
きょー
コンタミ
きょー
きょー
コンタミ
師匠に……コンちゃんに憧れて
俺は天使界から出た
次回:お泊りすれば仲良くなれんじゃね?
コメント
2件
今回も神ってますね...