テラーノベル
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煌びやかな装飾品を身に包んだホールは、
これ以上ないくらいに豪奢さを示していた
そこに集まり、ワイングラスを傾けるのは様々な国々である
中国
中国
中国
スポットライトが突如一点を照らし、深みと艶麗を含んだ声が
ホール全体に響き渡った
そう、この会場を彩ったのは、世界を集めた元凶、こと中国である
態々来ていただいた国々に対して、
この上から目線の態度は、さすが大国の余裕といえよう
中国
中国は長々とした話の後、祝杯の言葉で締めくくった
その中国に合わせ、他の国々はおずおずとワイングラスを上へと掲げる
大人しく中国に賛成しているという意思をみせているのは、
中国と敵対すると、面倒なことになるからである
中国がステージから降りると、国々は安堵したように息をつくと、
再び元の会話へと戻っていった
という様子を端っこで見つめながら、俺はワイングラスを煽る
ソビエト
ナチス卍
ナチス卍
ソビエト
イタリア王国
イタリア王国
刹那、目の前にずいっ!、とピザが突き出される
ナチス卍
白い軍服に身を包んだ盟友、ことイタリア王国が元気よく破顔する
ナチス卍
イタリア王国
ナチス卍
イタリア王国
イタ王は同意するように頷いてから、
不思議そうに首を傾げた
イタリア王国
ナチス卍
イタリア王国
ナチス卍
ナチス卍
ソビエト
イタリア王国
イタリア王国
ナチス卍
イタリア王国
ソビエト
隣でウォッカを煽っていたソ連が、思いついたように声を上げる
ソビエト
そう
今回のパーティーは何故か、旧国もまとめて国全てが招待されているのである
イタリア王国
ナチス卍
ソビエト
イタリア王国
イタ王が不吉なことをぼやき始める
やめろ、本当に来たら目立つだろ
しかし、カツ、カツ…という規則正しいヒールの音がどんどん近づいてくる
思わず顔を上げると──
中国
ばちり、と目があってしまった
ナチス卍
イタリア王国
俺は思わず、その場から逃げるように身を翻した
ナチス卍
中国、あの瞳の星に絡め取られると、何故か体が動かなくなるんだ
ナチス卍
会場に戻る気にもなれず、露台から見える景色を眺めていると、
肩にぽん、と軽い衝撃が走った
ナチス卍
驚いて振り返ると──
ナチス卍
そこには、先ほど目があった中国が立っていた
中国
ナチス卍
中国
なかなかに距離があったというのに、一瞬で詰めたというのか??
此奴国じゃないだろもう……
と、不覚にも思ってしまった
中国
中国
ナチス卍
此奴に話しても、何も変わらないだろうし、簡潔な返事で済ませる
中国
先ほどから、俺の顔面をじろじろと見つめていた中国は、
息を呑み、俺の名を呼んだ
ナチス卍
中国は、迷うように視線を泳がせる
あの中国に限って、何を迷うことがあるのだろうか?
中国
先ほどの国々に対しての尊大な態度はどこに行ったのやら。
突然、シャイになり始める中国
中国
中国
中国
消え入るような声が、俺の耳を通り抜けた
訳がわからなくて、中国を見やると、ゆでだこになった顔で返された
ナチス卍
思っても見ない困惑の言葉が溢れ落ちた
関わりすら対して持っていない奴から、突如告白されてしまった
ソビエト
あの屋上での告白が、脳裏に過った
必死になって、俺を見つめる中国の瞳は、真剣だ
必死になって、俺を見つめるソ連の瞳は、悲しみを帯びていた
俺はゆるりと頬を緩めた
このチャンスを逃してはならない
お前がそれを拒むのなら
俺は実行してしんぜよう
月の光に照らされ、きらり、と光る星は綺麗だった
俺は優しく、真っ赤になって狼狽える中国を抱き寄せた
中国
中国
驚きと、歓喜に満ちた声を上げると、中国は強く俺を抱き返して──
中国
口から、小さな濁声を漏らした
俺は笑みを崩さずに、
深く深く、その華奢な体に、刃物を差し込んだ
コメント
22件
ナチス愛されって感じか? ていうか、絵が上手いし、ここまで一気見しましたが、物語作るのうますぎません!?
今度はこっちが狂ってしまったんですか!?中国さんは大国だから◯にませんね(?)
うっひょー!ナチの笑顔のゲス顔!相変わらず絵がお上手なことで!