TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

夏が終わって、少し寒い風が吹くようになったこの季節。

私はいつものように学校の支度をしている。

なぎさ

これがいいかな?

ドアをノックする音が聞こえる。

なぎさ

ん?なな?

私には幼い妹がいる。

ドアがゆっくり開かれると小さな頭が覗かれる。

なな

んばぁ♡お姉ちゃん、驚いた?

なぎさ

何してるの?いい子だから邪魔しないで?これから学校に行くんだから

なな

学校ね……学校なんてなくなっちゃえばいいのに

彼女は俯きながら、小声でぼそっと呟いて家の奥へと戻って行った。

なぎさ

なんなんだ、あいつ

そのまま扉を見てると、別のもう一人の顔が覗かれる。

なぎさ。何してるのよ。さっさと学校行く準備しなさい。

そう言うと、お母さんはその場を去った。

なぎさ

二人揃って言わなくてもいいつーの

着替えを済ませて勢いよくクローゼットの扉を閉めた。

なな

クローゼットさん、かわいそう♡

なぎさ

また来たの、なな

なな

うん、来た。ダメ?

かわいい顔されてこちらを見てくる。

なぎさ

邪魔しないで。こっちは急いでるの

なな

消えちゃえばいいね、あの時みたいに

その言葉と共に激しい頭痛に襲われる。

立つのが辛すぎて、よろめいてクローゼットに手をかけてしまったくらいに。

ちょっと!?大丈夫?

お母さんの心配そうな顔が下からこちらを覗かせてくる。

なぎさ

ごめん、なながね。でも大丈夫

……!?

そう、なながね。大丈夫。大丈夫だから。早くおいでね

驚いた表情をしたお母さんはこちらを見たが、ご飯を食べるように促してくる。

ご飯を食べていた。

しかしそこにはななの姿はなかった。

自分の部屋にでもいるのだろうか。

なぎさ

今日はハロウィンか

呟いて軽くその後の身支度を済ませて、家を出た。

グッバイハロウィン

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

14

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚