─ある日の日曜日、
12:00過ぎまで寝ることで休日を存分に謳歌していた私は、
起床しリビングに行ったところで、凛久さんの姿が見えないことに気がついた。
ヒスイ
ヒスイ
ナギサ
トア
ライム
ライム
ライム
ヒスイ
ヒスイ
ナギサ
トア
キキョウ
リク
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
ライム
リク
リク
リク
リク
リク
リク
リク
リク
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
リク
ナギサ
ナギサ
トア
トア
ナギサ
ライム
ヒスイ
キキョウ
─そして、「依頼」の調査への出発日、
支度をする桔梗と翡翠に、凛久が声を掛けた。
リク
ヒスイ
ヒスイ
リク
リク
キキョウ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
─「百鬼夜行(ひゃっきやこう)」。
…霊としての実体の輪郭も曖昧になるくらい、「この世」で過ごした時が長いあまりに、
この世に残っている理由…即ち、
霊の存在理由である、この世への「未練」や「後悔」を忘れてしまい、
…それにより霊としての力も弱まる為、意思疎通や対話などが不可能となり、
結果、還る事が出来なくなってしまった「雑霊(ざつりょう)」と呼ばれる霊達が、
…呪力を求めて彷徨う内に形成した、「集団」のことを指す言葉だ。
その「百鬼夜行」の通り道に運悪く出会(でくわ)すと、
耐性の無い一般人なら、何かしらの悪影響を被る場合がある。
何故この時期…夏休み等の、人々が活性化する時期に多いのかと言うと、
「楽しい」などのプラスな感情から生まれる“陽”の気が、
普段よりも大きく増えるからだ。
呪力が増える程、引き寄せられる雑霊も増える。
…これが、この時期に「百鬼夜行」が多い理由だ。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
リク
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
「依頼人の家にお邪魔して、調べてきてくれないか?」と、
凛久さんが地図に標(しる)してくれた通りに、
最寄りの駅から歩いてきた…ハズなのだが。
ヒスイ
…目の前には、中々な広さの御屋敷が建っている。
キキョウ
…と、
勇作
勇作
二人
ヒスイ
勇作
勇作
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
勇作
キキョウ
勇作
勇作
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
勇作
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
…特に変わったところは無いな。
それに…霊が居るような気配も無い。
キキョウ
勇作
勇作
勇作
ヒスイ
勇作
勇作
勇作
ヒスイ
…ここに霊が憑いたりしている訳でもなく、
通常の体調不良の原因にも心当たりが無い。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
桔梗に言われて凛久さんのことを考えた時に、
ひとつ思い出した。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
「百鬼夜行」を避けることで、
体調不良…つまり、“悪影響”が上手く無くなってくれれば、
この案件は解決と言えるだろう。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
勇作
勇作
ヒスイ
…と、桔梗が小さな声で囁いて来る。
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ