暫く祭りを満喫したあと 、 1時間ほどぶっ続けで歩いた僕たちは近くのベンチに座り 駄弁りながら屋台の食べ物を食べていた 。
「穴子焼き」なるもう名前から気持ち悪いたこ焼きもどきを食べているsoちゃんをじっと見つめる
so
yu
穴子焼きとか明らか正気じゃないし… とか、美味しそうに食べてるsoちゃんの前で言えるわけないし。
そんな僕を他所にsoちゃんは穴子焼きを食べ続けていた
yu
so
yu
急に大声で叫ばれたものだから僕は思わず飛び上がる
so
yu
目を瞑る、夏祭り、ふたりきり、……
yu
思わず語彙力を失う僕にsoちゃんは 「 はやくー。」と肩を叩く
yu
とはいいつつ目を閉じる、まさかsoちゃんがこんなに積極的だったなん……て、
yu
キスのことで頭がいっぱいな僕の口に何か入ってくる、
え、もしかして最初から舌……っ
so
yu
僕は「美味しかったでしょ〜?!」「また買いに行くかあ〜!!」とひとりで盛り上がってるsoちゃんをただ見つめる事しかできなかった
yu
yu
so
僕は耐え切れなくなり顔を真っ赤にして走った
後ろでsoちゃんに何度か名前を呼ばれた気がしたが振り返るわけにも行かない僕は行く宛もなく森の方へ走った
yu
完全に勢いに任せて走ってきたからここが何処か全く検討もつかない
yu
???
yu
急に割と近くから聞き馴染みのある声が聞こえた。
yu
薄暗い森の中、独りで縮こまっていると足音が聞こえてきた
yu
……しかも、この音は段々とこちらへ近づいて来ているようだった。
yu
so
yu
後ろから気配を感じたと思い振り返ろうとしたが 身体が動かない、声も出ない……
まさか、金縛……!??
so
ぐっ、と僕の口に冷たいsoちゃんの手が押し付けられる
どうやら動けなかったのはsoちゃんに後ろから抱きつかれているからだったらしい。
yu
soちゃんに手を離すよう僕が目で訴えかけるが何も聞いていない様子だった。
so
yu
ああ、さっきの声はうたくんのだったのか…と安心するが、「こういうところ」というsoちゃん️にしてはませた発言が気にかかった
僕がそのことを問いただそうとしたとしたとき、察したのかsoちゃんから口を開く
so
yu
動揺が隠せなかった、
何があっても被り物を外さなかったsoちゃんが、なんで……
so
yu
一瞬、心の声が洩れてしまったのかと思ったが、そうではなかった
so
…後ろ、振り向いたら 被り物をしていないsoちゃんの顔が見える。
見たい、けど…見たくない、
そんな2つの心と闘っていたが 不意にsoちゃんに名前を呼ばれる
so
yu
きゅっ、と目を瞑る。
……今度は、期待してもいいのかな。
なんて考えていると唇をぴったりと覆っていたsoちゃんの右手が左頬に添えられ、右頬に左手が添えられ そのままぐるっと僕は半回転をした
yu
唇が触れ合う
……目、開けてもいいのかな。
でも、そしたらsoちゃんは……
理性と本性が闘っている最中、ドンッと大きな音が鳴り響き 僕が全身を震わせる
思わず目を開けそうになったが ぐっと堪える。
花火が打ち上がったみたいだ。
so
soちゃんは僕の肩をぽんぽんと叩きながら軽く飛び上がる
今なら目を開けても……
そう思い恐る恐る目を開けると
目の前には僕をじっと見つめるsoちゃんが居た、
yu
so
そういうとsoちゃんはぎゅっと僕を抱き寄せる
一瞬見えたsoちゃんの顔は、僕の予想を遥かに上回るものだった。
片目は隠れてたけど 顔も小さかったし睫毛も長かったし肌荒れなんてしてないし、
でも見えたのはたったの一瞬。 段々とsoちゃんの記憶が薄れていく
yu
so
不意に言われた言葉に僕は動揺し 目を丸くした。
コメント
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そーゆーってこんなに尊かったのか なんかハマりそう(?)