-赤受け短編集-

ﾀﾋネタあり

苦手な方はさようなら

セミの声がよく聞こえる季節

水がキレイに光る

俺と、お兄ちゃん

両親からは平等に愛されていた

だが、年が上がるにつれて変わっていった

愛されることを忘れた

そんな一人の男の子のストーリー

見ていってくれますか?

楽しく過ごしていたある日

昨日まで仲良かったはずの両親が離婚した

それから

俺たちはお父さんと過ごすようになった

まだ幼い兄弟

怖いに決まっている

お父さんも自分の心に余裕がないのかな、

毎日俺たちを怒鳴りつけ殴り続けた

俺の味方はお兄ちゃんだけ

お兄ちゃんもきっとそうだ

そんな毎日が続いたある日(中学生

変わった事がある

お父さんはお兄ちゃんだけを愛すようになった

そう、お兄ちゃんだけを愛すようになった理由

俺が出来損ないだから、…

それでも、お兄ちゃんは俺の味方

数日後

お兄ちゃんに彼氏が出来た

俺はなぜか喜べない

でも、

と言う、。

お兄ちゃんばかり幸せそうだ

憎い

俺だって頑張ってるのに

俺の努力は報われない

人の幸せも喜べない

そんなクソみたいな俺を、お兄ちゃん、…

嫌ってください

いっそのこと嫌われたほうが楽だと思った

こう思う生活が社会人になっても続いていた

✘にたいな

こう思う生活

お兄ちゃんは優秀だから、…遠いところに行って勉強をしている

辛いっ

誰からも

愛されない

お父さんに挨拶をした

最後の会話、挨拶

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

ﾋﾞｭﾝｯ

俺の人生はこれで終わり

来世は幸せになりますように